ルアンパバーンから約45分間の空の旅を経て、ヴィエンチャンへ着きました。
もし十分な時間があれば、バスで移動してバンビエンにも寄りたかったのですが、
先述のとおりスケジュールがタイトでしたので、次回以降に持ち越しとなりました。
誰が言い出したのかは確認できていませんが、
ヴィエンチャンは「世界一静かな首都」と呼ばれることもあるそうです。
時間が穏やかに流れており、治安も良いという話を事前に聞いていました。
それらの話から勝手なイメージを膨らませつつ、街へ。
空港を出てすぐに、見慣れた日本国旗が目に飛び込んできました。
日本の援助により、市街中心部~空港~メコン川付近を結ぶ道路が改良されたらしく、
この碑はそのことを示すためのものでした。
日本は、対ラオスのODA拠出額がトップということもあって、
ヴィエンチャン滞在中に何回か同様の碑を見掛けました。
日本にいた時にはラオスのことは全く知らなかったので、不思議な気分です。
今回の例や、台湾の本屋に意外なほど日本の本が多かったりしたことなど、
他国から自国を眺めてみると新しい発見があって面白いですね。
その後は30分ほど市街地を散策してみました。
事前に抱いていたイメージは大きく外れてはおらず、私好みの落ち着いた街でした。
何となくのイメージが分かったところで、トゥクトゥクに乗って宿へ。
このトゥクトゥクはいわゆる三輪タクシーで、タイやラオスでよく見掛けます。
風や街の空気を肌で感じられるので、普通のタクシーよりも楽しいんですよね。
余談ですが、ベトナムやタイのドライバーは押しが強いと感じたのに対して、
ラオスはとてもあっさりとしており、しつこい客引きとは無縁でした。
この辺りからも国ごとの違いが感じられて興味深いです。
途中でメコン川を眺めながら宿に着き、一休みしました。
この日も37℃くらいあったので、なかなか身体にこたえる気候です。
ちなみにビアラオの640mLの大瓶が110円くらいなのを考えると、
それなりに良いホテルを取ったとはいえ、数千円という宿代は高く感じました。
香港のように、宿が高い街なのかもしれません。
荷物を置いて身軽になり、ビアラオによる水分補給も済んだところで再び外出しました。
水分補給手段が間違っているように感じられるかもしれませんが、多分気のせいです笑
まずはヴィエンチャンで最も有名な寺院であるタート・ルアンをのんびりと散歩しました。
ルアンパバーンとは違う種類のゆったりさですが、この街もとても良いですね。
その次はラオスの国会議事堂へ。真っ白な外壁が印象的な建物でした。
先述のとおりラオスは社会主義国家であり、一党独裁体制が敷かれているそうですが、
政治の実情はどうなのか興味がありますね。中国あたりならイメージは思い浮かぶのですけど。
ヴィエンチャンはコンパクトな街で、軽く回るだけであればそれほど時間はかかりません。
それに加えて際立った観光名所もないので、半日~1日くらいでも十分かもしれません。
しかし「何もない」のがかえって良く、しかも本当に静かなので長期滞在したくなりました。
ルアンパバーンとヴィエンチャンで合計1週間くらい、散策を中心に過ごしたいものです。
続きはヴィエンチャン後編へ。
【旅先の詳細情報】
時期:2015年9月
場所:ヴィエンチャン(ラオス)
2017年5月30日火曜日
2017年5月23日火曜日
ラオス・タイ(その3) ラオス ルアンパバーン後編
日が暮れた後は、ビアラオをいただきながらルアンパバーンのナイトマーケットを散策しました。
余談ですが、私はこのビアラオがとても好きです。
下面発酵で造られているビールで、味わいが濃厚なのが良い味を出しています。
ラオスで何回かビアラオを飲んだ時は、いずれも氷入りのグラスと一緒に出てきたのですが、
それでちょうど良いくらいの濃さでした。国外であまり見かけないのはちょっと残念です。
余談その2。
ラオスの通貨はkip(キープ)というもので、桁数がとても大きいです。
私が行った時は大体130円=10,000キープくらいだったと思います。
ここラオスで「このミネラルウォーターは2,000キープで…」というやり取りをしていたせいで、
次に出掛けたマレーシアで大きく感覚が狂うことになりました笑
マレーシアの通貨単位はRM(リンギット)で、2015年11月時点で大体3.5RM≒100円です。
通貨に対する感覚が狂うという意味では、ラオスはベトナムと近いところがありました。
さて話が大分脱線しましたが、ナイトマーケットの話題に戻します。
宿の方から得た情報によると、基本的には観光客向けの夜市とのことでしたので、
地元民らしき方が思ったより多かったのが意外でした。
少数民族が出している少し珍しいお店なんかもあって、見ごたえは十分でしたね。
一夜明けて、朝5時半に起きてルアンパバーン名物の托鉢を観に行きました。
ルアンパバーンの托鉢は観光地化しているという話を聞いていたとおり、
カメラを構えたり喜捨をしたりしている観光客が沢山いたほか、
観光客向けの踏み台や売店なんかもありました。
念のために断っておきますが、決してそれが悪いと考えているわけではありません。
カスタマイズされている様は、それはそれでとても見応えがありました。
そして「観光客ナイズ」されているにしても、ラオスが仏教国であることを再認識しましたね。
実はこの翌日の夜明け前に、ラオスの首都・ヴィエンチャンでも托鉢を見物したのですが、
こちらでは全く観光地化されておらず、対比がなかなか面白かったですね。
ルアンパバーンでの托鉢の話に戻りますと、早朝の托鉢を眺めた後は、
我ながら情けないことに、宿に戻って二度寝をしておりました。
なかなか贅沢な時間に起きて、ゆったりと出発の準備を整えるのも良いものです。
すみません、単に寝坊しましたことを言い訳したかっただけです。
そうしてホスピタリティ溢れる素晴らしい宿と人に別れを告げ、トゥクトゥクで空港へ。
ルアンパバーン滞在は1泊2日と短かったですが、
素朴さを存分に堪能することができて、近年の旅の中でも満足度は相当高かったです。
また東南アジアへ出掛けた時に、ルアンパバーンやその他のラオスの都市にも寄りたいですね。
続きはヴィエンチャン前編へ。
【旅先の詳細情報】
時期:2015年9月
場所:ルアンパバーン(ラオス)
余談ですが、私はこのビアラオがとても好きです。
下面発酵で造られているビールで、味わいが濃厚なのが良い味を出しています。
ラオスで何回かビアラオを飲んだ時は、いずれも氷入りのグラスと一緒に出てきたのですが、
それでちょうど良いくらいの濃さでした。国外であまり見かけないのはちょっと残念です。
余談その2。
ラオスの通貨はkip(キープ)というもので、桁数がとても大きいです。
私が行った時は大体130円=10,000キープくらいだったと思います。
ここラオスで「このミネラルウォーターは2,000キープで…」というやり取りをしていたせいで、
次に出掛けたマレーシアで大きく感覚が狂うことになりました笑
マレーシアの通貨単位はRM(リンギット)で、2015年11月時点で大体3.5RM≒100円です。
通貨に対する感覚が狂うという意味では、ラオスはベトナムと近いところがありました。
さて話が大分脱線しましたが、ナイトマーケットの話題に戻します。
宿の方から得た情報によると、基本的には観光客向けの夜市とのことでしたので、
地元民らしき方が思ったより多かったのが意外でした。
少数民族が出している少し珍しいお店なんかもあって、見ごたえは十分でしたね。
一夜明けて、朝5時半に起きてルアンパバーン名物の托鉢を観に行きました。
ルアンパバーンの托鉢は観光地化しているという話を聞いていたとおり、
カメラを構えたり喜捨をしたりしている観光客が沢山いたほか、
観光客向けの踏み台や売店なんかもありました。
念のために断っておきますが、決してそれが悪いと考えているわけではありません。
カスタマイズされている様は、それはそれでとても見応えがありました。
そして「観光客ナイズ」されているにしても、ラオスが仏教国であることを再認識しましたね。
実はこの翌日の夜明け前に、ラオスの首都・ヴィエンチャンでも托鉢を見物したのですが、
こちらでは全く観光地化されておらず、対比がなかなか面白かったですね。
ルアンパバーンでの托鉢の話に戻りますと、早朝の托鉢を眺めた後は、
我ながら情けないことに、宿に戻って二度寝をしておりました。
なかなか贅沢な時間に起きて、ゆったりと出発の準備を整えるのも良いものです。
すみません、単に寝坊しましたことを言い訳したかっただけです。
そうしてホスピタリティ溢れる素晴らしい宿と人に別れを告げ、トゥクトゥクで空港へ。
ルアンパバーン滞在は1泊2日と短かったですが、
素朴さを存分に堪能することができて、近年の旅の中でも満足度は相当高かったです。
また東南アジアへ出掛けた時に、ルアンパバーンやその他のラオスの都市にも寄りたいですね。
続きはヴィエンチャン前編へ。
【旅先の詳細情報】
時期:2015年9月
場所:ルアンパバーン(ラオス)
2017年5月21日日曜日
ラオス・タイ(その2) ラオス ルアンパバーン中編
ワット・シエントーンの特徴的な外観と建築様式を堪能した後は、
ルアンパバーンの中心部をあてもなく歩いてみました。
やはり長閑で、時間がゆっくりと流れているような感触がありましたね。
暫く散策した後は、ルアンパバーンのメインストリートである
シーサワンウォン通りを歩いて王宮博物館へ向かいました。
通りの両側には民芸品や旅行会社、売店が建ち並びながらも、
喧騒とはかけ離れており、良い意味で静かなメインストリートでした。
そういえば、欧米人の観光客がやたらと多かったです。
欧米ではこの地がリゾートとして知られているらしいので、その影響なのかもしれません。
欧米人の比率の高さが、まるでハワイにおける日本人のようでした。
王宮博物館は外観もきれいで、中も見ごたえはあったと記憶しているのですが、
ほとんど覚えていません……きっとあまり興味がわかなかったのだと思います笑
そうしていよいよプーシーの丘へ。
ここは標高約150メートルの丘で、頂上までは石段を登って行きます。
ルアンパバーンはサバナ気候に属するだけあって40℃近くあり、
ずっと暑くて石段を登るのがとても大変でした。
ただ頂上から見える眺めは、それだけの価値があるものでしたね。
ルアンパバーンには高い建物が全くないので、四方をきれいに見渡すことができます。
メコン川の雄大な流れは、実に見ごたえがありました。
行きとは逆側にある道を通って丘を降りた際には、
道の脇に仏像があって、仏教国であることを感じさせられました。
なかなか個性的な仏像で、頬が少し緩んだのを覚えています。
ここまでの行程で、ルアンパバーンで行きたいと事前に思っていた場所へは行かれたので、
郊外の雰囲気を味わうために、空港に向かって歩いてみることにしました。
空港へ向かうルートなら、帰りたいと思った時に乗り物を拾いやすいので安心です。
まずはお馴染みの「ワット~」という系統の名前の寺院から。
ここから郊外へ。
所々に、雰囲気が何となく社会主義国っぽい場所があったことが妙に印象に残っています。
(※ラオスは、ベトナム等と並んで現存する数少ない社会主義国家です)
そして下の2枚は、今回撮った中でもお気に入りの写真です。
素朴な雰囲気がとても良かったんですよね。
最終的には3時間ほど歩いて空港へ到着し、再度乗り合いバスに乗って宿へ。
ラオスの麺料理であるカオソーイと、
同じくラオスのビールブランドである『ビアラオ』で1日を締め括りました。
散歩しながらある種の原風景を眺めることができて、とても実りのある日でしたね。
続きはルアンパバーン後編へ。
【旅先の詳細情報】
時期:2015年9月
場所:ルアンパバーン(ラオス)
ルアンパバーンの中心部をあてもなく歩いてみました。
やはり長閑で、時間がゆっくりと流れているような感触がありましたね。
暫く散策した後は、ルアンパバーンのメインストリートである
シーサワンウォン通りを歩いて王宮博物館へ向かいました。
通りの両側には民芸品や旅行会社、売店が建ち並びながらも、
喧騒とはかけ離れており、良い意味で静かなメインストリートでした。
そういえば、欧米人の観光客がやたらと多かったです。
欧米ではこの地がリゾートとして知られているらしいので、その影響なのかもしれません。
欧米人の比率の高さが、まるでハワイにおける日本人のようでした。
王宮博物館は外観もきれいで、中も見ごたえはあったと記憶しているのですが、
ほとんど覚えていません……きっとあまり興味がわかなかったのだと思います笑
そうしていよいよプーシーの丘へ。
ここは標高約150メートルの丘で、頂上までは石段を登って行きます。
ルアンパバーンはサバナ気候に属するだけあって40℃近くあり、
ずっと暑くて石段を登るのがとても大変でした。
ただ頂上から見える眺めは、それだけの価値があるものでしたね。
ルアンパバーンには高い建物が全くないので、四方をきれいに見渡すことができます。
メコン川の雄大な流れは、実に見ごたえがありました。
行きとは逆側にある道を通って丘を降りた際には、
道の脇に仏像があって、仏教国であることを感じさせられました。
なかなか個性的な仏像で、頬が少し緩んだのを覚えています。
ここまでの行程で、ルアンパバーンで行きたいと事前に思っていた場所へは行かれたので、
郊外の雰囲気を味わうために、空港に向かって歩いてみることにしました。
空港へ向かうルートなら、帰りたいと思った時に乗り物を拾いやすいので安心です。
まずはお馴染みの「ワット~」という系統の名前の寺院から。
ここから郊外へ。
所々に、雰囲気が何となく社会主義国っぽい場所があったことが妙に印象に残っています。
(※ラオスは、ベトナム等と並んで現存する数少ない社会主義国家です)
そして下の2枚は、今回撮った中でもお気に入りの写真です。
素朴な雰囲気がとても良かったんですよね。
最終的には3時間ほど歩いて空港へ到着し、再度乗り合いバスに乗って宿へ。
ラオスの麺料理であるカオソーイと、
同じくラオスのビールブランドである『ビアラオ』で1日を締め括りました。
散歩しながらある種の原風景を眺めることができて、とても実りのある日でしたね。
続きはルアンパバーン後編へ。
【旅先の詳細情報】
時期:2015年9月
場所:ルアンパバーン(ラオス)
2017年5月18日木曜日
ラオス・タイ(その1) ラオス ルアンパバーン前編
今回から暫くの間、ラオスとタイを訪れた時の話を書きます。
主な目的はラオスへ行くことで、タイはフライトの待ち時間で軽く散策した程度でした。
バンコクの街の表面をさらう程度で終わってしまったので、タイへはまた行きたいですね。
さて、今回のハイライトは下記の写真です。
高い建物が全くなく、どの方角もきれいに見渡せたのが印象的でした。
写真の詳細はまた後で書くとして、そもそもなぜラオスへ行こうと思ったかというと、
単にあまり知らない国だったからです。我ながら適当すぎる理由ですね。
国の名前を耳にすることはたまにあったものの、映像等を見る機会は少なかったので、
治安が極端に悪いわけではないことを確認した上で、行ってみることにした次第です。
ラオスへは直行便がないので、タイ・バンコクのスワンナプーム国際空港を経由しました。
羽田空港を深夜に出て、スワンナプーム空港へは現地時間05:00頃に到着した記憶があります。
ラオスへの便は10時頃でしたので、バンコクの街へ繰り出しても良かったのですが、
週末ということもあって眠かったため、ベンチで仮眠を取ることにしました。
どこでも寝られるというのは、旅人にとって大事なスキルですね…笑
そうして08:00頃に起きて、出発までの時間で空港内を散策してみることにしました。
アジア最大級の規模を誇る空港なだけあって、歩いていて飽きませんでしたね。
そうこうしているうちにラオスへ飛ぶ時間になり、1時間ほどでルアンパバーン国際空港へ。
写真で見る以上に小規模な空港で、入国審査も甘々だったせいで少々拍子抜けしました。
国籍によってはビザも必要(日本は2007年から「15日以内の滞在ならビザ不要」です)ですし、
それなりに厳しくチェックされていたようではありますけどね。
こういう時に、自国はそれなりの「信用」はあるのだろうということを感じます。
さて、空港から乗り合いバスに乗ってルアンパバーン市内へ。
ルアンパバーンはラオスの古都で、1995年に街全体が世界遺産に登録されています。
世界遺産だからといって必ずしも良いと感じる土地・構築物ばかりではないのですが、
結論から書きますと、今回はなかなか満足のいく滞在となりました。
まずはバスを降りて、メコン川沿岸をのんびりと散策してみることに。
道端ではバーベキューをやっていたり、
トランプ等で遊んでいたりする光景が見られ、この時点で既に私好みの雰囲気でした。
時間がゆったりと流れているとでも表現すればよろしいのでしょうか。
宿へ向かう間も長閑な風景が続き、とても落ち着きました。
そうして宿へ。
今回はLan Kham Riversideというところに泊まりました。
ここの宿はなかなかホスピタリティ溢れる対応をしてくれる一方で距離感も丁度良く、
滞在中はとても快適に過ごせました。ロケーションが良いのもグッドポイントですね。
荷物を置いて、まずはルアンパバーンで一番有名な寺院であるワット・シエントーンへ。
「ワット」というのは、タイやラオスにおいて「寺院」を意味する言葉です。
仏教徒が9割を超えるタイほどではありませんが、ラオスも仏教が主な宗教なので、
街中には「ワット」が頭に付く建物が沢山ありました。
今回訪れたワット・シエントーンは、屋根が特徴的な形をしており、
これは典型的なルアンパバーン様式の建築なのだとか。
それにしても、鮮やかな花と荘厳な寺院の組み合わせが様になっています。
写真には収めていませんが、内装の天井付近の骨組みもかなり特徴的で、
この地の文化が色濃く反映されていることが感じられましたね。
派手な要素はないものの、なかなか見ごたえのあるものばかりで、
この後の旅がますます楽しみになる滑り出しでした。
続きはルアンパバーン中編へ。
【旅先の詳細情報】
時期:2015年9月
場所:ルアンパバーン(ラオス)
主な目的はラオスへ行くことで、タイはフライトの待ち時間で軽く散策した程度でした。
バンコクの街の表面をさらう程度で終わってしまったので、タイへはまた行きたいですね。
さて、今回のハイライトは下記の写真です。
高い建物が全くなく、どの方角もきれいに見渡せたのが印象的でした。
写真の詳細はまた後で書くとして、そもそもなぜラオスへ行こうと思ったかというと、
単にあまり知らない国だったからです。我ながら適当すぎる理由ですね。
国の名前を耳にすることはたまにあったものの、映像等を見る機会は少なかったので、
治安が極端に悪いわけではないことを確認した上で、行ってみることにした次第です。
ラオスへは直行便がないので、タイ・バンコクのスワンナプーム国際空港を経由しました。
羽田空港を深夜に出て、スワンナプーム空港へは現地時間05:00頃に到着した記憶があります。
ラオスへの便は10時頃でしたので、バンコクの街へ繰り出しても良かったのですが、
週末ということもあって眠かったため、ベンチで仮眠を取ることにしました。
どこでも寝られるというのは、旅人にとって大事なスキルですね…笑
そうして08:00頃に起きて、出発までの時間で空港内を散策してみることにしました。
アジア最大級の規模を誇る空港なだけあって、歩いていて飽きませんでしたね。
そうこうしているうちにラオスへ飛ぶ時間になり、1時間ほどでルアンパバーン国際空港へ。
写真で見る以上に小規模な空港で、入国審査も甘々だったせいで少々拍子抜けしました。
国籍によってはビザも必要(日本は2007年から「15日以内の滞在ならビザ不要」です)ですし、
それなりに厳しくチェックされていたようではありますけどね。
こういう時に、自国はそれなりの「信用」はあるのだろうということを感じます。
さて、空港から乗り合いバスに乗ってルアンパバーン市内へ。
ルアンパバーンはラオスの古都で、1995年に街全体が世界遺産に登録されています。
世界遺産だからといって必ずしも良いと感じる土地・構築物ばかりではないのですが、
結論から書きますと、今回はなかなか満足のいく滞在となりました。
まずはバスを降りて、メコン川沿岸をのんびりと散策してみることに。
道端ではバーベキューをやっていたり、
トランプ等で遊んでいたりする光景が見られ、この時点で既に私好みの雰囲気でした。
時間がゆったりと流れているとでも表現すればよろしいのでしょうか。
宿へ向かう間も長閑な風景が続き、とても落ち着きました。
そうして宿へ。
今回はLan Kham Riversideというところに泊まりました。
ここの宿はなかなかホスピタリティ溢れる対応をしてくれる一方で距離感も丁度良く、
滞在中はとても快適に過ごせました。ロケーションが良いのもグッドポイントですね。
荷物を置いて、まずはルアンパバーンで一番有名な寺院であるワット・シエントーンへ。
「ワット」というのは、タイやラオスにおいて「寺院」を意味する言葉です。
仏教徒が9割を超えるタイほどではありませんが、ラオスも仏教が主な宗教なので、
街中には「ワット」が頭に付く建物が沢山ありました。
今回訪れたワット・シエントーンは、屋根が特徴的な形をしており、
これは典型的なルアンパバーン様式の建築なのだとか。
それにしても、鮮やかな花と荘厳な寺院の組み合わせが様になっています。
写真には収めていませんが、内装の天井付近の骨組みもかなり特徴的で、
この地の文化が色濃く反映されていることが感じられましたね。
派手な要素はないものの、なかなか見ごたえのあるものばかりで、
この後の旅がますます楽しみになる滑り出しでした。
続きはルアンパバーン中編へ。
【旅先の詳細情報】
時期:2015年9月
場所:ルアンパバーン(ラオス)
2017年5月15日月曜日
道東(その4) 網走編
昼のうちに根室から釧路へ戻って、夕方~夜にかけて北見へ移動しました。
北海道の主要都市は大体行ったことがあるものの、
北見はまだということで、今回の宿泊地に選んでみたという次第です。
ハッカとタマネギの栽培が盛ん・観光には力を入れていないというイメージがあり、
実際に駅周辺を歩いてみた限りでは、後者は概ね合っていそうな気がしました。
全体的には静かな街という印象で、北見駅と図書館が直結しているのが面白かったです。
一晩明けて、サロマ湖へ向かうべくまずはバスで常呂へ。
バス停近くのお店でサロマ湖産の殻付き牡蠣が3kg1000円で売られており、安さに驚きました。
近所に住んでいたら即買いですが、旅行者なので諦めざるを得ませんでした。残念ですね。
その後は常呂から更にバスに乗って、大体20分くらいでサロマ湖に着きました。
湖を見渡すと氷がずーっと張っており、なかなか壮観でしたね。
港も凍っていて、船は全艘停留されていました。冬は完全に漁ができなくなるんですね。
ロシアが「凍らない港」を欲しがるのも納得できる景色でした。
観光は夏の方が盛んなようで、観光客と思しき人は私だけでした。
この季節は、サロマ湖よりも紋別や網走の流氷の方に人が集まるのかもしれません。
夏はワッカ原生花園というところに咲く花がなかなか綺麗なようなので、
また違う季節に来てみたいものです。
凍ったサロマ湖を後にし、またバスに乗って網走へ。
網走には2日間滞在したのですが、残念ながら流氷を見ることはできませんでした。
この年(2016年 2~3月)は記録的に流氷の到来が遅かったようで、不運でしたね。
その代わり、とても廉価でありながら美味しいお店を見つけることができたので、
食の面では大満足でした。
四季旬菜居酒屋 さわというお店で、海鮮料理を中心に美味しいメニューばかりでした。
家の近くにあったら、定期的に行きたいタイプのお店です。
あとは君が袖という網走の地酒も良かったですね。
これは一度生産が終了したものの、また復活したお酒だそうです。
網走付近でしか販売されておらず、見掛けるのは今回が初めてでした。
とてもスッキリとしていながらも、しっかりとした旨味もあって自分好みでした。
飲む機会は当分ないでしょうが、記憶に留めておきたい味です。
グルメを満喫して、いよいよ関東に戻る日となりました。
網走編と銘打っておきながら、網走に関する記述があまりないのはご愛嬌です。
流氷まつりを見たりした後、女満別空港へ。
この空港へは、まともな人は網走駅からバスで行くそうなのですが、
私はまともではないので、空港最寄駅まで鉄道で行ってそこから歩くことにしました笑
で、その最寄駅である西女満別駅に着いたのですが……。
空港最寄駅……?
まともな人なら、バスで空港まで直行するのも納得ですね。
ここから雪原が広がる中を空港まで20分ほど歩きました。
車や人があまり通らないせいか、雪がかなり柔らかくて歩くのが大変でしたが、
真っ白な中をひたすら歩くのは意外と面白かったです。
今回の旅は、日本の果てこと根室へ行ったり、
広々とした湖や雪原を眺めたりと、やりたかったことができて満足でした。
北海道の主要都市では、紋別・苫小牧・留萌にはまだ行ったことがないので、
いずれ機会を作って行きたいものです。
【旅先の詳細情報】
時期:2016年2月
場所:網走(北海道網走市)
北海道の主要都市は大体行ったことがあるものの、
北見はまだということで、今回の宿泊地に選んでみたという次第です。
ハッカとタマネギの栽培が盛ん・観光には力を入れていないというイメージがあり、
実際に駅周辺を歩いてみた限りでは、後者は概ね合っていそうな気がしました。
全体的には静かな街という印象で、北見駅と図書館が直結しているのが面白かったです。
一晩明けて、サロマ湖へ向かうべくまずはバスで常呂へ。
バス停近くのお店でサロマ湖産の殻付き牡蠣が3kg1000円で売られており、安さに驚きました。
近所に住んでいたら即買いですが、旅行者なので諦めざるを得ませんでした。残念ですね。
その後は常呂から更にバスに乗って、大体20分くらいでサロマ湖に着きました。
湖を見渡すと氷がずーっと張っており、なかなか壮観でしたね。
港も凍っていて、船は全艘停留されていました。冬は完全に漁ができなくなるんですね。
ロシアが「凍らない港」を欲しがるのも納得できる景色でした。
観光は夏の方が盛んなようで、観光客と思しき人は私だけでした。
この季節は、サロマ湖よりも紋別や網走の流氷の方に人が集まるのかもしれません。
夏はワッカ原生花園というところに咲く花がなかなか綺麗なようなので、
また違う季節に来てみたいものです。
凍ったサロマ湖を後にし、またバスに乗って網走へ。
網走には2日間滞在したのですが、残念ながら流氷を見ることはできませんでした。
この年(2016年 2~3月)は記録的に流氷の到来が遅かったようで、不運でしたね。
その代わり、とても廉価でありながら美味しいお店を見つけることができたので、
食の面では大満足でした。
四季旬菜居酒屋 さわというお店で、海鮮料理を中心に美味しいメニューばかりでした。
家の近くにあったら、定期的に行きたいタイプのお店です。
あとは君が袖という網走の地酒も良かったですね。
これは一度生産が終了したものの、また復活したお酒だそうです。
網走付近でしか販売されておらず、見掛けるのは今回が初めてでした。
とてもスッキリとしていながらも、しっかりとした旨味もあって自分好みでした。
飲む機会は当分ないでしょうが、記憶に留めておきたい味です。
グルメを満喫して、いよいよ関東に戻る日となりました。
網走編と銘打っておきながら、網走に関する記述があまりないのはご愛嬌です。
流氷まつりを見たりした後、女満別空港へ。
この空港へは、まともな人は網走駅からバスで行くそうなのですが、
私はまともではないので、空港最寄駅まで鉄道で行ってそこから歩くことにしました笑
で、その最寄駅である西女満別駅に着いたのですが……。
空港最寄駅……?
まともな人なら、バスで空港まで直行するのも納得ですね。
ここから雪原が広がる中を空港まで20分ほど歩きました。
車や人があまり通らないせいか、雪がかなり柔らかくて歩くのが大変でしたが、
真っ白な中をひたすら歩くのは意外と面白かったです。
今回の旅は、日本の果てこと根室へ行ったり、
広々とした湖や雪原を眺めたりと、やりたかったことができて満足でした。
北海道の主要都市では、紋別・苫小牧・留萌にはまだ行ったことがないので、
いずれ機会を作って行きたいものです。
【旅先の詳細情報】
時期:2016年2月
場所:網走(北海道網走市)
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