2017年2月26日日曜日

八重山諸島(その2) 波照間島前編

石垣島からちょうど1時間高速船に揺られて、波照間島へ。
船には生活物資も積まれており、離島では船便が命綱であるということを実感しました。

到着した後は、予約していた宿の送迎者に乗って宿へ。
今回泊まったのははこな旅館というところで、なかなか良かったです。
具体的な話は後編で。

宿に荷物を置いた後は、早速自転車を借りて島内一周に出掛けました。
出発した直後に見掛けたヤギがかわいかったです。


















そして自転車で島内を巡っていったところ、良い意味で「何もない」状態でした。

陸に目を向ければサトウキビ畑、海に目を向ければ藍色の海がそれぞれ広がっており、
通り過ぎていくそれらの景色を眺めていると妙にスッキリとした気分になりました。

「何もない」「何もしない」というのは、ある意味では究極の贅沢なのかもしれません。
これは今回の旅行で一番印象に残っていることです。
サトウキビ畑の中央を自転車でのんびり通っていくのは、大層贅沢な時間でした。


















ちなみに島内には信号機が一台もないのだそうです。

そのような道で15分ほど自転車をゆっくりと漕いでいると、やがてニシ浜に着きました。
ここは波照間島で最も有名な浜で、水質や浜の眺めなど、あらゆる点でレベルが高かったです。

拙文でご説明するよりも、写真をご覧いただいた方が分かりやすいかと思います。


















陳腐な表現ですが、ニシ浜を表現する言葉は「とにかく素晴らしい」の一文に尽きました。
巷では、ニシ浜を含めた波照間島の海の色は「波照間ブルー」と呼ばれているそうです。

海は清涼感に溢れた水色であり、砂浜も綺麗な肌色がかかった白色でした。
その光景を見ているだけでも飽きず、1時間くらいぼーっとしてしまいました。

砂浜に寝そべって、波が打ち寄せる様を眺めたのが一番楽しかったです。


















ニシ浜に来た時点で既にかなり満足でしたが、
この後もお酒とともに「何もしない贅沢」を味わうことができたのでした。

続きは波照間島後編へ。


【旅先の詳細情報】
時期:2015年08月
場所:波照間島(沖縄県八重山郡竹富町)

八重山諸島(その1) 石垣島

これから3~4回にわたって、八重山諸島を訪れた時の話を書きます。

今回訪れたのは、石垣島・波照間島・竹富島の3島で、
その中でも波照間島へ行くことが主目的でした。

最近はLCC路線も充実してきており、特にKIX(関西国際空港)からだと
石垣島までPeachの直行便があったりするので、気軽に行かれるようになりました。
選択肢が増えるのは好ましいことですね。

さて新石垣空港まで飛んで、無事に八重山諸島の地に降り立ちました。
波照間島への船便の時間までは余裕があったので、まずは石垣島を一周することに。
私はペーパードライバーなので、レンタカーではなくタクシーに乗りました。

8,000円程度と少々高くつきましたが、ドライバーさんが良心的だったのは良かったです。
サービスでいただいたグァバの実とそば茶を味わいつつ、車窓からの景色を楽しみました。
海が見える区間が多く、しかも綺麗な色だったので見ごたえがありましたね。

そうこうしているうちに、30分程度で川平湾に着きました。


















ここは石垣島で一番有名な観光地で、
実際に景色を見て「名が売れるだけはあるな」と思いました。

遠浅で青い海と白い砂浜の組み合わせや、真っ赤なハイビスカスの花が実に綺麗です。


















ちなみに川平湾は波が強く、観光船の往来も多いために遊泳禁止だそうです。
私は基本的に旅行先では泳がないので、あまり関係ないのですけどね。

それにしても綺麗な眺めでした。
写真だと分かりにくいですが、小魚も沢山泳いでいて楽しかったです。


















20分ほど川平湾の景色を堪能した後は、
ドライバーさんおすすめのお店で八重山そばをご馳走になりました。

このドライバーさんは大変親切な方で、八重山について色々と教えて下さって有難かったです。
10年くらい千葉にいらっしゃったことがあるらしく、その話も面白かったです。

波照間島へ行くという話をすると、波が高くないタイミングで良かったねと仰っていました。
石垣⇔波照間のフェリーは欠航が多いという話は聞いていたのですが、
実際に現地の方にお話を伺ってみると、想像以上の頻度で欠航になるようでした。

その後はのんびりと島内を回って、フェリーターミナルに向かう前に展望台へ。
確か『エメラルドの海を見る展望台』という場所だったと思います。
ここからの眺めも良くて、短い時間ながらも満足して石垣島一周を終えたのでした。


















ドライバーさんに丁重にお礼を申し上げて、石垣島離島ターミナルから波照間島へ。
他にも色々な島への便が出ていて、また今度行ってみたいと思いました。

続きは波照間島前編へ。


【旅先の詳細情報】
時期:2015年08月
場所:石垣島(沖縄県石垣市)

ベトナム(その6) ダナン編

ホイアンから40分ほど掛けてダナンへ。

ダナンは、近年になってリゾートとして注目が集まってきている場所で、
街中やビーチでは、世界各国から来たと思われる人々を見掛けました。
ホテルはハン川やビーチ沿いに集中しており、観光客もそれらの場所に多かったです。

空港から市内に向かう道では、地元の人々の暮らしも垣間見えました。
















ダナンのインターコンチネンタル・ダナン・サンペニンシュラ・リゾート に滞在したり、
ダナンから車で3時間ほどの場所にあるフエへ行ったりすることにも興味があったのですが、
今回は時間の都合上、見送りとしました。次にホイアンへ行く時に、実現させたいものです。

街中を歩く時間を2時間しか取れなかったので、最後にダナン大聖堂へ寄って空港に戻りました。

























ダナンの観光名所はそこまで多くなくて、滞在型のリゾートなのだなという印象を受けました。
日本と比較すると物価がかなり安いので、のんびり滞在するにはなかなか良い気がします。

ハノイに戻った後は空港近くの宿に一泊して、翌日の早朝便で無事に帰国しました。
余談ですが、夜に散歩をしたら宵闇に浮かび上がる青田がとても幻想的で美しかったです。

真夜中に歩いても全く危険を感じなかったのもGood pointですね。
死刑制度も存続しており、凶悪犯罪の刑罰が厳しいためと思われます。
軽犯罪やぼったくりは結構ありそうでしたけど。


【旅先の詳細情報】
時期:2016年03月
場所:ダナン(ベトナム)

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今回のベトナム旅行記は以上です。
日本から5~6時間で行かれる上に物価も安いので、なかなか良かったですね。
特にホイアンは自信を持っておすすめします。

さて、次はどこの旅行記を書こうかな。

ベトナム(その5) ホイアン後編

ビールを片手にベトナムの古都を堪能し、一夜明けました。
ホイアンの街は色々な文化の影響を受けて形作られている印象で、それも面白かったです。

1つ書き忘れがあったので補足します。
晩御飯を食べたのは『Trung Bag』というお店で、結構有名らしいということを後で知りました。
なかなか美味しかったのでおすすめです。

さて、この日は昼過ぎにダナン経由でハノイに戻らなければならなかったので、
午前中の時間を使ってあちこち散歩してみることにしました。

やはり、落ち着きがありつつもエキゾチックな雰囲気は素晴らしいですね。
















私は旅先で歩くのが好きで、数~数十kmくらい散策することがよくあります。
徒歩だと色々な物事を目に留めることができる上に、
気になるものがあればすぐに寄り道できるのが良いんですよね。

今回もそれに倣い、旧市街を出て数kmほど散策をば。
少し歩くと素朴な街並みや田畑が広がっており、その先には青々とした田圃がありました。
















行ったのは3月だったのですが、ベトナムでは米の二期作・三期作をしているので、
この時期でも田圃に稲が生い茂っていたようです。
大量の米を輸出している背景も、直感的に理解できる光景でしたね。

最後は、旧市街から30分ほど歩いた場所にあるビーチを訪れて締めとしました。
















このような田圃や海は、旧市街とはまた違った楽しみを与えてくれますね。
とても素朴な光景を眺めていると心が落ち着きます。

ホイアンを満喫できたところで、タクシーを拾ってダナンへ向かいました。
先日書いたとおり、ハノイのミニバスでは値段交渉がなかなか手強かったのですが、
ダナン⇔ホイアンは行き帰りともにあっさりしていて、少し拍子抜けしましたね。

続きはダナン編へ。


【旅先の詳細情報】
時期:2016年03月
場所:ホイアン(ベトナム)

2017年2月21日火曜日

ベトナム(その4) ホイアン中編

夕方になって涼しくなり、ちょうど良い気温になってきました。

訪問したのは3月なのですが、ホイアンは熱帯モンスーン気候に属するので、
この季節でも25℃くらいあって汗をかくんですよね。なかなか暑いです。

それにしても、夜が訪れる前のひと時の光景がとても素敵でした。
何とも言えない情趣があり、見惚れてしまいます。
















そうこうしているうちに夜を迎えました。

昼よりも更に人が増えて、なかなか活気がありましたね。
煌々と輝くランタンが人の影を映し出す様は、とても幻想的でした。

写真は撮っていないのですが、ホイアンの三大グルメと称されている
カオラウ・ホワイトローズ・揚げワンタンを晩御飯にいただきました。

◆カオラウ:太麺の上に豚肉、野菜がトッピングされた麵料理
◆ホワイトローズ:米粉に海老のすり身、揚げニンニクが詰められた料理
◆揚げワンタン:揚げたワンタンの皮の上に色々な具材が載っている料理

どれも私の味覚に合っていて美味しかったです。
興味がお有りの方は、詳細を調べてみるとなかなか楽しいかもしれません。
















晩御飯の後は、現地の缶ビールを片手に散策していました。
東南アジアの夜を、微妙に温いビールと共に過ごすのが密かなマイブームです。
















最後に日本橋(来遠橋)のライトアップを見て、宿へ戻ることにしました。
16世紀頃に、現地にいた日本人が架けた橋とされているそうです。
ちなみに現在の日本橋は、30年くらい前に修復されたものなのだとか。
















ホイアンは柔らかな雰囲気に満ち溢れていて、
1週間くらい時間を取って滞在したくなる場所でした。

不思議と落ち着きますし、自分を含めて観光客は多いものの騒がしくはないのが良いです。
いつかホーチミンにも行こうと思っているので、その時にまた寄ることにします。

そして、宿へ戻る途中で見かけた光景が今回の旅行のハイライトです。
















ホイアンはランタンで有名という話は聞いていましたし、
実際に来てからも何回も見たのですが、これは本当に幻想的で綺麗でした。

現地の方に伺った話では、ホイアンではランタン祭りというものが月に1回あるそうです。
その時は街中の電気が全て消えて、灯かりはランタンだけになるのだとか。
是非ともその時に合わせて再訪したいものですね。

素晴らしい光景を味わえたことに満足&感謝して、宿に戻ってビールを空けつつ就寝しました。
飲んでばかりに見えるのは、きっと気のせいです。

続きはホイアン後編へ。


【旅先の詳細情報】
時期:2016年03月
場所:ホイアン(ベトナム)