2018年6月24日日曜日

マレーシア・シンガポール(その3) シンガポール編

2日かけてマラッカ・クアラルンプールの街歩きを堪能した後は、
クアラルンプール国際空港(KLIA)からシンガポールへ飛びました。

シンガポールでは、人工的な街並みの中を淡々と歩くシーンが多かったです。
半日歩いてみて、観光面では都市型のリゾートという色彩が強いのかなと感じました。
ショッピング等をする人にはとても魅力的な場所だと思います。

あとは噂に聞いていたとおり、街が基本的にきれいな一方で、
実は路地裏等にはそうでもないところもあるのが新鮮でした。

ちなみに宿はチャンピオンホテルというところを取りました。
シンガポールは宿代が高いので、比較的安いところを選んだんですよね。
中心部からは少し離れた場所にあるのですが、
それ以外は特に問題もなく、快適に過ごせました。


















中心部はさすがシンガポールという印象で、オフィスが建ち並んでいました。
金融や貿易で栄えている世界都市の一端を垣間見ることができた気がします。



















2016年のWorld Bankの資料を見ても、シンガポールの強さがよく分かります。

他は、ベトナムが意外と低いように感じた以外は妥当に映りました。
マレーシアは中進国らしい数値だなと思います。
このようなデータと、実際に訪れた時の体験を擦り合わせてみるのも面白いですね。





















その後はベイエリア周辺で水を吐いていないマーライオンを眺めたり、
光のショーを鑑賞したりして、シンガポールの街歩きを終えました。
今回はうすしお味のポテトチップスの如くあっさり目の行程にしましたが、
次に来るならもう少し色々な場所へ行ってみたいところですね。





















【旅先の詳細情報】
時期:2015年11月
場所:シンガポール

2018年6月18日月曜日

マレーシア・シンガポール(その2) マレーシア クアラルンプール編

マラッカ散策から一夜明けて、クアラルンプールへ。

マラッカ→クアラルンプールのバスは大体350円ほどで、大分安かったです。
私は乗り物としては鉄道の方が好きではあるものの、
バスの運賃の安さにも心惹かれることがたまにあります。

もっとも今回は、マラッカの鉄道駅が中心部から離れた場所にあり、
かなり不便だという事情が大きかったのですけど。
マレー鉄道に乗るのは次回以降のお楽しみにしました。

マラッカから2時間半ほどでクアラルンプールのバスターミナルに着き、
そこから鉄道に乗り換えてまずはD'Majestic Place by Swiss Gardenへ。
結構良い宿だったのですが、今はどこのサイトからも予約ができません。
改装中か何かなのでしょうか。

宿に荷物を置いて、街の中心部へ向かいました。
クアラルンプールは、現地語で「泥が合流する場所」という意味があり、
3枚目の写真に写っているのがちょうどその合流地点なのだそうです。

クアラルンプールの語源は入国前に聞いていましたが、
やはり実際に自分の目で見てみるとよく実感できますね。


















川の合流地点のほど近くにあるムルデカ・スクエアまで歩き、道端で暫し休憩しました。
マレーシアは赤道付近に位置するので、11月でも暑いです。この日も最高34℃でした。

ムルデカ・スクエアの近くにはスルタン・アブドゥル・サマド・ビルという建物があり、
これは100年以上前の植民地時代から建っているのだそうです。(下記写真3~5枚目)


















そのムルデカ・スクエアで撮った下記の写真は、今回の旅でのベストショットです。

1世紀以上前から存在するスルタン・アブドゥル・サマド・ビルと近代的なビル群の対比、
そしてサッカーボールで遊ぶムスリムの親子の日常風景がとても良い味を出しています。
(※この方々には写真撮影&掲載のご許可をいただいています)

この写真はお気に入りで、今でもたまにPCのデスクトップ画面にしたりしています。
これからの旅でも、素敵な1枚をたくさん撮っていきたいですね。


















上記のベストショットを眺めて感慨に浸った後は、
市場や路地裏で食べ歩きをしたり、モスク巡りをしたりしました。

マレーシアは多民族国家という側面も持っているために料理が多彩で、
しかも美味しいのでグルメを楽しむには格好の旅先だと思います。
南国らしくフルーツが充実しているのも嬉しいところですね。
国内ではグルメだと台湾等が有名なイメージがありますが、マレーシアも相当です。

そしてヒジャブ売り場やモスクが沢山あったり、
マラッカに引き続いてお酒や豚肉をあまり見掛けなかったりするあたりに
イスラム教らしさを感じたりしているうちに、日が暮れていきました。


















日が暮れた後は、都心部を散策してみました。
写真はあまり撮っていませんが、洗練されたショッピングセンターやレストランも多く、
都会というイメージを体現したような雰囲気でしたね。

最後に宵闇の中で白く光り輝くペトロナスツインタワーを確認し、
クアラルンプール旅行の締めとしました。


















マレーシアはムスリムが人口の多くを占めつつも、先述のとおり100%にはほど遠いので、
イスラム教以外の文化も混ざっているところがとても興味深かったです。
機会があれば、パキスタンやヨルダンのような本格的なイスラム圏にも行きたいですね。


【旅先の詳細情報】
時期:2015年11月
場所:クアラルンプール(マレーシア)

2018年6月10日日曜日

マレーシア・シンガポール(その1) マレーシア マラッカ編

今回から3~4回ほど、マレーシアとシンガポールへ行った時の話を書きます。

主に「イスラム圏へ行きたい」という動機からマレーシアを選び、
ついでに近くにあるシンガポールにも寄ってみることにしました。

本当は[日本→マレーシア→シンガポール→日本]またはその逆のルートが
一番スマートではあるのですが、予約したのが直前だったためにフライトが取れず、
今回は[日本→シンガポール→マレーシア→シンガポール→日本]となりました。
諸々のコストが余分に掛かりますが、仕方がないですね。

というわけで、まずは羽田空港からシンガポールのチャンギ空港へ飛びました。
チャンギ空港は「世界一快適な空港」と言われるだけあって過ごしやすそうでした。
確か仁川空港のように、乗り継ぎ客を取り込む戦略を取っているんでしたっけ。

空港から鉄道でLavender駅まで行き、近くのGolden Mile Complex(バス乗り場)へ。
そこからマラッカ行きのバスに乗り込みました。

シンガポールからマラッカまでは入国審査も含めて大体4時間ほどで、
途中の高速道路が相当きれいだったことが印象に残っています。
車窓を流れていく景色を眺めながらマラッカのバスターミナルに着き、
そこからは路線バス+徒歩で街の中心部まで行きました。


















まずは予約をしていたThe Straits Hotel & Suitesにチェックインしました。
ホテルのグレードの割には宿泊費が安く、快適な滞在ができて良かったです。
マレーシアは五つ星ホテルでも1万円を切るようなところもありましたので、
宿の快適さやグレードに重きを置く人にとっては嬉しい環境ですね。

物価に関しては、今はもう少し上がっているのかもしれませんが、
訪問時(2015年11月)は日本の30~40%くらいという感覚でした。
但しイスラム教を国教としている国なので、お酒だけは少し高かったです。

さて荷物を置き、サンチャゴ砦・セントポール教会・オランダ広場の散策へ。
マラッカはポルトガル、オランダ、イギリスに支配されていたため、
それらの国の文化が反映された建造物等が今も残っています。


















それらの中でも、真っ赤なオランダ広場周辺は印象に残りました。
教会の赤い外壁に白い十字架があるのが目立ちます。


















その後は水辺を中心に散策をしていました。
眺めも良く歩きやすいので、なかなか好みの街でしたね。

ちなみに非常に混んでいたので写真は撮っていませんが、
メインストリートであるジョンカーストリートも楽しかったです。
色々な飲食物が売られており、その品揃えに国の特徴が表れていました。

前述のとおりマレーシアはイスラム教を国教としている国なので、
豚肉料理は全く見掛けない一方で、鶏や猪の料理が多かったです。

あとはやはりアルコールも殆どないとはいえ、0ではありませんでした。
これは観光客やムスリム以外の国民を対象にしているのだそうです。

マレーシアはイスラム教が国教とはいえ、
ムスリムの割合は約6割であり、圧倒的多数というわけではありません。
ですので、屋台やスーパー、コンビニでお酒も売られているようです。
但し先述のとおり、少し高めの価格設定ではありますけどね。


















マラッカは見どころが割とコンパクトにまとまっているので、
私のようにサクサク回るタイプの人なら4時間程度あれば十分だと思います。

晩御飯には名物のチキンライスをいただき、サイダーを飲んでくつろぎました。
サイダーというのはリンゴのビールのようなお酒で、
私は特にStrongBowというブランドがさっぱりしていて好きです。
ドライな味わいなので甘さがベタつかず、しつこくないのが良いんですよね。

但し残念ながらStrongBowは日本ではあまり売っていないので、
通販で箱買いをしたり、国外に出掛けた時に飲んだりしています。


























短い散策ではありましたが、とても充実した1日でした。
続きはクアラルンプール編へ。


【旅先の詳細情報】
時期:2015年11月
場所:マラッカ(マレーシア)