国連のウィーン事務局から中心部に戻り、オーストリア応用美術博物館(MAK)へ。
ここは建築や工芸品の展示が為されている場所で、
自分の興味にそこそこ合致しているかなと思いましたので立ち寄ってみました。
ウィーンまで来て、どこの博物館・美術館にも行かないのは味気ないですしね。
入場してみたところ、ホールは吹き抜けになっていて雰囲気も堅苦しくなく、
気軽に鑑賞ができる場所だなという感想を抱きました。
オーストリアを中心として、多くの国に由来する展示物の数々が置かれており、
その中でも一番面白かったのは椅子の展示(下の3枚目の写真)です。
椅子の背後にある白い壁は少しだけ透けるスクリーンのようになっており、
裏側から見ると椅子のシルエットが綺麗に見えます。
最初に平面/次に立体という見せ方は、あるようでない手法ではないかと思いました。
私は8ユーロほど払った記憶がありますが、火曜日の夜は入場無料だそうですので、
興味がお有りの方はそこを狙っても良いと思います。(※18歳以下は常時無料)
その後は市立公園内のヨハン・シュトラウス二世像を横目に眺めつつ、
旧市街の南部まで歩いていき、そこから地下鉄に乗りました。
ウィーン最後の目的地は、世界遺産でもあるシェーンブルン宮殿です。
シェーンブルン宮殿は、かつてのハプスブルク家が離宮として使っており、
非常に洗練されたバロック建築であると事前に聞いていました。
実際に訪れてみると、期待していたとおりの建物でしたね。
宮殿内部は撮影禁止でしたが、自分が今まで見てきたバロック建築の中では
確実に三本の指に入るであろう造りだと感じました。
といっても、建築に興味を持ってからまだ日が浅いので、
見てきたバロック建築の数も大したことはないのですけどね笑
シェーンブルン宮殿は、外観もさることながら内観が実に素晴らしいので、
「シェーンブルン宮殿 内部」等で検索されることをおすすめします。
実際に訪れるのが一番ですが、写真でも凄さは伝わるかと思います。
ちなみにシェーンブルン宮殿は、かの有名なバロック建築である
フランスのヴェルサイユ宮殿から影響を受けたと言われているそうです。
実はフランスにはまだ行ったことがありませんので、
いつか行った時に、ヴェルサイユ宮殿もゆっくりと散策してみたいものです。
話が逸れましたが、シェーンブルン宮殿は広大な庭園も有しており、
地図で見た限りでは、1平方キロメートル以上の広さがあります。
そして奥の方には、プロイセン軍に勝利したことの祝福ならびに
戦没者の慰霊を目的として、18世紀に建てられたグロリエッテという碑があります。
碑というにはいささか巨大な気もしますが…笑(下記1・4枚目の写真)
ここまでかなり歩いてきたので疲れてはいましたが、
ウィーン旅行の締めとして、このグロリエッテがあるところまで登っていきました。
頑張って歩いただけの価値はある景色を、最後に眺められて良かったです。
そしてハプスブルク家の栄光を改めてまざまざと感じさせられましたね。
なおウィーンにあるバロック建築としては、
ベルヴェデーレ宮殿というところも魅力的だそうなのですが、
何故か事前調査から漏れてしまっていました。
またウィーンへ来ることがあったら、その時は是非とも寄りたいものです。
さて大いに満足したところで、次の国であるスロバキアへ。
首都のブラチスラヴァまでは、ウィーンから鉄道で1時間程度です。
続きはブラチスラヴァ前編へ。
【旅先の詳細情報】
時期:2017年10月
場所:ウィーン(オーストリア)
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