タリンから船に乗って大海原を眺めていると、あっという間にヘルシンキに着きました。
フィンランドとエストニアは両国ともシェンゲン協定に参加しているので、
入国審査もなく簡単に上陸できました。ヨーロッパの周遊ではこういうことが多いです。
ヘルシンキの港は中心地のすぐ近くにあるため、
上陸後すぐに街歩きを楽しむことができて便利でしたね。
昔『かもめ食堂』というヘルシンキを舞台とした映画を観たことがあり、
それがなかなか好みでしたので、街を散策するのがとても楽しみでした。
まずはヘルシンキ中央駅の方へ向かって歩くことにしました。
何度か書いているとおり、このような街歩きの瞬間はとても楽しいです。
道中では『かもめ食堂』のことを思い出しつつ、
中心部付近を見る限りでは落ち着いていて過ごしやすそうだなと感じました。
但し物価は高く、「北欧に戻ってきたな」という感覚に襲われましたね…笑
フィンランドの通貨はバルト三国と同じユーロなので物価の比較がしやすく、
そのことが「物価が高い」という感想に拍車をかけていました。
15分ほどのんびり歩いていると、ヘルシンキ中央駅に着きました。
港からはおそらく500メートルくらいで、想像以上に近かったです。
駅舎はなかなか重厚な建物で、見ていて絵になりました。
今回はヴァンター国際空港の近くに宿を取っていましたので、
荷物はヘルシンキ中央駅のロッカーに預け、散策を続けることにしました。
この辺で少しお腹が空いてきましたので、ご飯を調達しにスーパーへ。
やっぱりこういう場所を巡るのは楽しいです。
それぞれの野菜や果物に数字が振られているので、最初は何だろうと思いました。
3枚目の写真の機械に付いている数字ボタンを押すと、
5枚目の写真のようなシール式のタグが出てくる仕組みになっているんですよね。
あとはレジでそれらのタグをまとめてチェックするだけで良いので、
スマートで合理的だと感じると同時に、モラルが高いのかなとも思いました。
特に量り売りでは、不正はやろうと思えば簡単にできるでしょうから。
店内を一通り眺めて楽しんだ後に、クロワッサンとサラダを購入しました。
クロワッサンは北欧でも1~1.5ユーロくらいで買えることが多いので、
北欧滞在中はとてもお世話になりました笑
満腹になったところで、世界遺産でもあるスオメンリンナの要塞へ。
その途中で見掛けたヘルシンキ大聖堂は、青い空との対比が素晴らしい建物でした。
また大聖堂前の広場では多くの市民や観光客の人々が寛いでおり、
建物自体の良さも相まって、とても素敵な空間だと感じましたね。
その近くの生神女就寝大聖堂を眺めつつ、港へ向かいました。
続きはヘルシンキ後編へ。
【旅先の詳細情報】
時期:2017年7月
場所:ヘルシンキ(フィンランド)
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