夕食をとった後はHotel Imperialに戻り、Sakuの瓶ビールを飲みつつ寛ぎました。
この宿は内装や雰囲気が落ち着いていて私好みで、かつ立地も非常に良かったです。
但し80ユーロほどしたので、ヴィリニュスやリガと比べるとどうしても高く感じます。
ヴィリニュスやリガでは安めのアパートメントに泊まったことを差し引いても、
やはりバルト三国では北へ行くほど物価が高くなるのだと改めて実感しました。
しかし「北欧と比べたら大したことがない」という魔法の言葉により、
旅行中は何とも思いませんでした…笑 それに節約しすぎても仕方がないですし。
そして一晩明けて、午前中は前日に引き続き散策をすることにしました。
表通りから路地裏まで見どころが沢山あって楽しい時間でしたね。
暫く歩いているとラエコヤ広場に着きました。
ここには旧市庁舎等の様々な建物があり、それらを見渡すことができます。
ガイドブックによると、旧市庁舎は1404年に現在の姿になってから
600年以上も経つそうで、ゴシック形式の造りが見事な建物でした。
その尖塔の高さは65メートルであり、広場の建物の中でも一際目立っていました。
今回は登りませんでしたが、尖塔からの眺めはなかなか気持ち良さそうです。
旧市庁舎の尖塔に登らなかったのは、
この後に展望台を有する聖オレフ教会へ行く予定だったからです。
そのために散策を再開し、教会を目指して歩き始めました。
相変わらず新旧が入り混じりつつ洗練された街並みですね。
下の3枚目の写真で遠くに写っているのが聖オレフ教会です。
聖オレフ教会に入り、塔を登っていきました。
これまで色々な国で高い場所に登ってきた中でも、今回は特に疲れました。
高さが120メートルほどあるので、疲れるのは当然なのですけど笑
ひたすら登り続けて展望台に着く瞬間は、毎回最高だなと思います。
前日と同様にタリンが港町であることを改めて実感し、
そして城壁の造りや色とりどりの屋根の眺めを楽しみました。
建立当時の聖オレフ教会は世界一の高さを目指したと言われるだけあり、
タリン全体がよく見渡せて大満足でしたね。
この辺でフィンランドのヘルシンキへ向かう船の時間が迫ってきましたので、
聖オレフ教会の周辺を少しだけ散策し、すぐ近くにある港へ向かいました。
タリンからヘルシンキまではフェリーで2時間半/高速船で1時間半と近く、
アクセスがとても良いのが嬉しいところです。
バルト三国はとても素敵な国々で、特にリトアニアは私の好みのど真ん中でした。
リトアニアのクライペダ・ケダイネイやエストニアのタルトゥ等、
訪れてみたい街がまだまだありますので、近いうちに再訪したいですね。
続きはヘルシンキ前編へ。
【旅先の詳細情報】
時期:2017年7月
場所:タリン(エストニア)
2018年2月26日月曜日
2018年2月17日土曜日
バルト三国(その12) エストニア タリン前編
リガのアールヌーヴォー建築を堪能した次の日の昼に、タリンに向けて出発しました。
以前にも書いたとおり、バルト三国は電車網よりもバス網の方が発達しており、
リガ~タリン間もバスでの移動が基本となります。
今回乗ったバスには、Wi-Fiやフリードリンク、トイレ等が完備されていましたので、
約4時間半の長旅を快適に過ごすことができました。
乗車料金は確か20ユーロを少し超えるくらいだったと思います。
昼過ぎにタリンに着き、宿に荷物を置いて周辺を散策することにしました。
ちなみにヴィリニュス辺りと比べると宿の料金が結構高くて、
バルト三国といっても国によって結構違うんだなと思ったことを覚えています。
基本的に北へ行くほど雰囲気が洗練されていき、かつ物価も高くなるので、
もしかしたら北欧に近付くという地理的な理由も関係しているのかもしれません。
旧市街の北西にある宿から歩き始め、まずは西側にある展望台へ。
リガ前編の記事で雰囲気が洗練されている旨を書きましたが、
タリンはそれ以上にすっきりとしていて洗練された街並みという印象を受けましたね。
街並みを観察しながら15分ほど歩いて、展望台に着きました。
展望台からの眺めは上々でしたね。
少し遠くに海が見えましたので、タリンが港町であることがよく分かりました。
タリン旧市街は、リガ旧市街よりも海の近くにあるようです。
フィンランドのヘルシンキから船で1時間半程度ほどで気軽に行かれるので、
北欧旅行の際に日帰りでタリンを訪れる人がいるのも頷けます。
タリンの旧市街は、リガやヴィリニュスと比べるとややコンパクトで、
一通り回るだけならそれほど時間は掛からないように思いました。
実際にサクッと回れましたので、その感触は当たっていたようです。
展望台から坂道を下って、この日は少し早めに引き上げることにしました。
相変わらず明るいので感覚が狂いますが、既に20時頃になっていたので、
軽く一杯飲みに行きました。相変わらず旅行中は飲んでばかりですね。
Sakuというエストニアの地ビールと、名物であるニシンの酢漬けをいただきました。
私は野菜が好きなのでサラダも頼んだのですが、
1人だと量が多いことがしばしばあり、今回もそのケースに当てはまりました。
次は事前交渉して量を減らすことも考えてみようかなと思います。
ちなみにこの後に豚肉料理を注文したところ、
付け合わせのじゃがいもの多さに驚くことになりました。
じゃがいもはエストニアの主食の1つだそうです。
ビール2杯とサラダ、ニシンの酢漬け、豚肉のグリルで30ユーロ近くでした。
ヴィリニュスを思い出すとやはり物価が少し高めだなと感じたものの、
北欧で凶悪な物価アタックを受けましたので、これでも安く感じたくらいです笑
続きはタリン後編へ。
【旅先の詳細情報】
時期:2017年7月
場所:タリン(エストニア)
以前にも書いたとおり、バルト三国は電車網よりもバス網の方が発達しており、
リガ~タリン間もバスでの移動が基本となります。
今回乗ったバスには、Wi-Fiやフリードリンク、トイレ等が完備されていましたので、
約4時間半の長旅を快適に過ごすことができました。
乗車料金は確か20ユーロを少し超えるくらいだったと思います。
昼過ぎにタリンに着き、宿に荷物を置いて周辺を散策することにしました。
ちなみにヴィリニュス辺りと比べると宿の料金が結構高くて、
バルト三国といっても国によって結構違うんだなと思ったことを覚えています。
基本的に北へ行くほど雰囲気が洗練されていき、かつ物価も高くなるので、
もしかしたら北欧に近付くという地理的な理由も関係しているのかもしれません。
旧市街の北西にある宿から歩き始め、まずは西側にある展望台へ。
リガ前編の記事で雰囲気が洗練されている旨を書きましたが、
タリンはそれ以上にすっきりとしていて洗練された街並みという印象を受けましたね。
街並みを観察しながら15分ほど歩いて、展望台に着きました。
展望台からの眺めは上々でしたね。
少し遠くに海が見えましたので、タリンが港町であることがよく分かりました。
タリン旧市街は、リガ旧市街よりも海の近くにあるようです。
フィンランドのヘルシンキから船で1時間半程度ほどで気軽に行かれるので、
北欧旅行の際に日帰りでタリンを訪れる人がいるのも頷けます。
タリンの旧市街は、リガやヴィリニュスと比べるとややコンパクトで、
一通り回るだけならそれほど時間は掛からないように思いました。
実際にサクッと回れましたので、その感触は当たっていたようです。
展望台から坂道を下って、この日は少し早めに引き上げることにしました。
相変わらず明るいので感覚が狂いますが、既に20時頃になっていたので、
軽く一杯飲みに行きました。相変わらず旅行中は飲んでばかりですね。
Sakuというエストニアの地ビールと、名物であるニシンの酢漬けをいただきました。
私は野菜が好きなのでサラダも頼んだのですが、
1人だと量が多いことがしばしばあり、今回もそのケースに当てはまりました。
次は事前交渉して量を減らすことも考えてみようかなと思います。
ちなみにこの後に豚肉料理を注文したところ、
付け合わせのじゃがいもの多さに驚くことになりました。
じゃがいもはエストニアの主食の1つだそうです。
ビール2杯とサラダ、ニシンの酢漬け、豚肉のグリルで30ユーロ近くでした。
ヴィリニュスを思い出すとやはり物価が少し高めだなと感じたものの、
北欧で凶悪な物価アタックを受けましたので、これでも安く感じたくらいです笑
続きはタリン後編へ。
【旅先の詳細情報】
時期:2017年7月
場所:タリン(エストニア)
2018年2月5日月曜日
バルト三国(その11) ラトビア リガ後編
私はアールヌーヴォー建築がとても好きです。
いわゆるアールヌーヴォー様式は、19世紀後半のイギリスで起こった
アーツ・アンド・クラフツ運動というものが起源であるとされています。
これは、当時進んでいた工業化による大量生産スタイルから脱却し、
伝統的・芸術的な職人芸に立ち返って日用品や生活環境を創造することで、
人々の生活を豊かにしようというデザイン運動でした。
この運動が各国で形を変えて広がり、自然モチーフや曲線を多用したデザイン等、
アールヌーヴォー様式独特の特徴を携えた造形物が生み出されることとなりました。
ちなみにラトビアやドイツ等の国々においては、
「アールヌーヴォー」ではなく「ユーゲントシュティール」と称されています。
私がアールヌーヴォー建築を好むのは、上記の「独特の特徴」があるからです。
一目見てアールヌーヴォーと分かる特徴的な見た目は実にダイナミックで、
建物の外観・内観をじっくりと眺めているだけでも全く飽きません。
例えば、建物外に人の顔や植物をモチーフとした装飾が施されていると、
それらを眺めて当時の様子を想像したりするのがとても楽しいです。
私は建築には元々あまり興味がなかったのですが、
アールヌーヴォー建築は、そのインパクトから瞬く間に虜となりました。
今では他の建築様式にも興味が出てきたので、色々と学べて楽しいですね。
さて、ここまで書けばお察しのことかと存じます。
世界にはアールヌーヴォー建築で有名な場所が何ヶ所かあり、
ここラトビアのリガもそのうちの1つなのです。
リガには世界最大級のアールヌーヴォー(ユーゲントシュティール)建築群があり、
ユネスコの世界遺産の一部としても登録されています。
リガ中編の記事の最後で市庁舎広場を去ったのは、この建築群を見るためでした。
特に密集している地域へと歩いて行く間にも、ふと視線を上方へ向けてみると、
アールヌーヴォー様式の建物が沢山ありました。まるで宝物のような街です。
市庁舎広場から歩くこと15分ほどで、新市街にあるアールヌーヴォー建築群へ。
以下一気にずらっと並べた写真は、全てアールヌーヴォー建築のものです。
どの建物も各々特色があり、そして独特の細やかな曲線美や人面モチーフの装飾等、
アールヌーヴォー建築の醍醐味を堪能できる造りでした。
リガでの一番の目標を達成し、他の場所も十分に見ることができましたので、
リガ中央駅周辺に戻ることにしました。その途中の眺めもやはり素敵です。
昼御飯を食べたお店がなかなか良かったので、晩御飯もそこの系列店へ。
黒ビール、サラダ盛り放題、ピラフ、鶏肉のグリルで合計7ユーロ程度でした。
やはり安くて美味しいです。
続きはタリン前編へ。
【旅先の詳細情報】
時期:2017年7月
場所:リガ(ラトビア)
いわゆるアールヌーヴォー様式は、19世紀後半のイギリスで起こった
アーツ・アンド・クラフツ運動というものが起源であるとされています。
これは、当時進んでいた工業化による大量生産スタイルから脱却し、
伝統的・芸術的な職人芸に立ち返って日用品や生活環境を創造することで、
人々の生活を豊かにしようというデザイン運動でした。
この運動が各国で形を変えて広がり、自然モチーフや曲線を多用したデザイン等、
アールヌーヴォー様式独特の特徴を携えた造形物が生み出されることとなりました。
ちなみにラトビアやドイツ等の国々においては、
「アールヌーヴォー」ではなく「ユーゲントシュティール」と称されています。
私がアールヌーヴォー建築を好むのは、上記の「独特の特徴」があるからです。
一目見てアールヌーヴォーと分かる特徴的な見た目は実にダイナミックで、
建物の外観・内観をじっくりと眺めているだけでも全く飽きません。
例えば、建物外に人の顔や植物をモチーフとした装飾が施されていると、
それらを眺めて当時の様子を想像したりするのがとても楽しいです。
私は建築には元々あまり興味がなかったのですが、
アールヌーヴォー建築は、そのインパクトから瞬く間に虜となりました。
今では他の建築様式にも興味が出てきたので、色々と学べて楽しいですね。
さて、ここまで書けばお察しのことかと存じます。
世界にはアールヌーヴォー建築で有名な場所が何ヶ所かあり、
ここラトビアのリガもそのうちの1つなのです。
リガには世界最大級のアールヌーヴォー(ユーゲントシュティール)建築群があり、
ユネスコの世界遺産の一部としても登録されています。
リガ中編の記事の最後で市庁舎広場を去ったのは、この建築群を見るためでした。
特に密集している地域へと歩いて行く間にも、ふと視線を上方へ向けてみると、
アールヌーヴォー様式の建物が沢山ありました。まるで宝物のような街です。
市庁舎広場から歩くこと15分ほどで、新市街にあるアールヌーヴォー建築群へ。
以下一気にずらっと並べた写真は、全てアールヌーヴォー建築のものです。
どの建物も各々特色があり、そして独特の細やかな曲線美や人面モチーフの装飾等、
アールヌーヴォー建築の醍醐味を堪能できる造りでした。
リガでの一番の目標を達成し、他の場所も十分に見ることができましたので、
リガ中央駅周辺に戻ることにしました。その途中の眺めもやはり素敵です。
昼御飯を食べたお店がなかなか良かったので、晩御飯もそこの系列店へ。
黒ビール、サラダ盛り放題、ピラフ、鶏肉のグリルで合計7ユーロ程度でした。
やはり安くて美味しいです。
続きはタリン前編へ。
【旅先の詳細情報】
時期:2017年7月
場所:リガ(ラトビア)
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