2018年1月1日月曜日

バルト三国(その8) リトアニア シャウレイ後編

明けましておめでとうございます。

昨年は本ブログをご覧下さり、どうもありがとうございました。
記事を読んで「面白いな」「行ってみたいな」と思って下さった方がいらっしゃったら、
それ以上に嬉しいことはありません。

本年もマイペースで記事を書いていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。

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一夜明けて人通りが増えたシャウレイの街を歩き、メインストリートにある観光案内所へ。
タクシーを手配してもらい、十字架の丘経由でラトビアのリガへ行くことにしました。


















十字架の丘までは路線バスで約1ユーロ、リガまではミニバスで約12ユーロなのですが、
後者の予約を取るのが面倒かつ座席が狭めらしいので、タクシーを選びました次第です。

値段は少々高くつきますが、一人で後部座席を独占できるタクシーは大変快適でしたので、
予算に余裕があるようでしたら、検討する価値はあるのではないかと思います。
十字架の丘での待ち時間も含めて3時間乗って96ユーロと、時間の割には安めでした。

ちなみに流しのタクシーとも一応交渉しましたが、120ユーロほど請求されましたので、
市の観光案内所で手配してもらうことをおすすめします。そこでは英語はよく通じました。

さてタクシーに乗り、まずはシャウレイの約12km北にある十字架の丘で降車しました。
駐車場近くには、丘に置いたりお土産にしたりする十字架を売っているお店がありました。
その様子を横目で眺めつつ、開けた景色を楽しみながら丘の方へ。
イングランドのストーンヘンジを訪れた時のことを思い出しましたね。


















十字架は、元々は独立を巡るロシアとの戦いの死者を祀るために置かれ始めたそうです。
そして1944~1990年のソ連統治時代に、非暴力の抵抗の印として十字架が大量に置かれ、
それが現在の様子のもとになっているという話をシャウレイの観光案内所で聞きました。
カトリックの巡礼地になっている一方で、近年は観光客も増えているようです。

実際に近くで十字架の丘を眺めてみて、その見た目の迫力に圧倒されるとともに、
それぞれの十字架の背後には、数多の想いがあるのだろうなとしみじみ思いました。
数万~数十万の十字架があるそうで、「物語」もそれと同じ数だけあるのでしょうね。


















人は思っていたほどは多くありませんでした。
観光客か、あるいはカトリックの巡礼者かどちらかという感触でしたね。

なお、下の1枚目の写真は十字架の丘でのベストショットです。
この日は一眼レフの条件設定に少し失敗してしまったせいで、
全体的に明るすぎる写真が多いのですが、この写真は上手く撮れました。


















丘全体は普通に歩けば10~20分ほどで回れるのですが、
あまりの十字架の数とその後ろにあるであろう背景に圧倒されたこともあり、
30分ほど掛けてじっくりと回りました。


















ヴィリニュス大聖堂と聖ペテロ・パウロ教会に引き続いて、
とても良いものを見ることができました。

これでリトアニア旅行は終了となりましたが、
また来たいという強い気持ちで心が満たされましたので、近いうちにまた必ず来ます。
次はケダイネイやクライペダ等、今回行かなかった街にも行きたいものですね。
リトアニアは、ここ数年で行った国の中でも一二を争うほど気に入りました。

十字架の丘を出発する時にドライバーの御婦人がビールを奢って下さったので、
ありがたくいただきつつラトビアの首都・リガへ向かいました。
いやあ実に快適でしたね。


続きはリガ前編へ。


【旅先の詳細情報】
時期:2017年7月
場所:シャウレイ(リトアニア)

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