合唱団の行進を横目に眺めながら,第一の目的地である聖ペテロ教会へ。
ここは120m以上の高さを誇る教会で、リガ旧市街で最も高い建物だそうです。
展望台は頂点にはありませんが、それでも街全体を俯瞰するには絶好の場所です。
道中の眺めも綺麗でした。
展望台へはエレベーターでも行かれるようでしたが、私は地道に階段を歩きました。
疲れた頃に視界が開けるのがとても気持ち良いので、こういう場所ではよく歩きます。
暫く階段を上ると、リガの市街地が目に飛び込んできました。
写真だと少し分かりにくいのですが、遠目には海も見えました。
丘陵が延々と続くヴィリニュスと比べると、リガが港町であることがよく分かります。
ちなみにこの後行ったエストニアのタリンも港町で、素晴らしい眺めでした。
リガ旧市街は海から少し遠いのですが、タリン旧市街は海から近いのが特徴的です。
リガが港町であることが実感できると、
前編で行ったカフェテリアで魚介系の料理が多かったのも納得できますね。
それにしても街並みが実に綺麗で、バルト三国へ来て良かったと改めて思いました。
聖ペテロ教会の近くには、橙色が鮮やかなブラックヘッドの会館がありました。
元々はギルドの建物だったようです。
数百年以上前に建てられたと聞いていたので、その色の鮮やかさに驚いたのですが、
実際は第二次世界大戦中に破壊され、その後2001年に再建されたとのことでした。
道理で外観が色褪せていないわけです。
聖ペテロ教会やこのブラックヘッドの会館がある市庁舎広場は、
リガの旧市街の中でも人気のあるエリアらしく、観光客の人が沢山いました。
さて、実はリガでどうしても行きたいエリアがありましたので、
18時頃になったのを見てそちらの方面へ向かいました。
夕暮れまではまだ3時間ほどあるので、明るさは問題ないのですが、
のんびりしていてあまり晩御飯が遅くなってしまうのは困りものです。
リガ大聖堂(6枚目の写真)やラトビア国会議事堂(7枚目の写真)を眺めつつ、
新市街の方へ向かいました。
リガの街は洗練されていながらも、所々に昔の面影も残っているのが特徴的でしたね。
続きはリガ後編へ。
【旅先の詳細情報】
時期:2017年7月
場所:リガ(ラトビア)
2018年1月28日日曜日
2018年1月8日月曜日
バルト三国(その9) ラトビア リガ前編
タクシーの中で優雅にビールを飲みながらリガへ向かいました。
このビールは、リトアニア北部のビルジャイという街で製造されたものでした。
ドライバーさんによると、ビルジャイはビールの名産地として有名なのだそうです。
下記写真のような野原・畑と、たまに通過する街の風景を眺めながら、
十字架の丘から2時間ほどでリガに着きました。
バルト三国はシェンゲン協定圏内なので、気付いたら国境を越えていて面白かったです。
リガの街に入ってから、ドライバーさんが通行人の方に道を尋ねていたのですが、
国は違っても意思疎通は問題なくできているようでした。
リトアニア語とラトビア語は言語としてかなり違うと本に記載されていた一方で、
簡単なやり取りなら何とか通じることがあるとも聞いたことがあります。
ですので、道を聞くくらいのやり取りであれば通じたのかもしれません。
あるいは、歴史的経緯からバルト三国にはロシア語を喋れる人が一定数いるらしいので、
ロシア語でやり取りをしていたという可能性も一応あり得ますね。
そのうちリガ中央駅に到着し、ドライバーさんに挨拶してラトビアの地に降り立ちました。
14時頃と大分早かったので、まずは予約をしていたGreen Cat Hostelへ。
リガ中央駅から徒歩3分程度と立地が抜群な上に、オーナーさんの対応も良かったです。
ここでまだ昼御飯を食べていないことを唐突に思い出しましたので、
オーナーさんにおすすめのお店を教えていただき、そこへ行ってみました。
途中で通ったヴェールマネ庭園の眺めは実に爽やかでした。
今回訪れたのはカフェテリア形式のお店で、
料理を自分好みに組み合わせることができる自由さがとても良かったです。
並んでいるお皿をざっと見ていると魚料理が多く、次いで肉料理という印象でした。
肉料理はソーセージの割合がとても高かったです。
ラトビアはバルト海に面しているので、魚料理が多いのも頷けます。
お肉をガッツリいただきたい気分でしたので、今回はソーセージ+サラダを選びました。
なかなか美味しい瓶ビールも込みで約6ユーロと、やはり日本よりは物価は安そうです。
リトアニアよりは少し高めで、この後エストニアでも食事や買い物をした感触ですと、
バルト三国は北へ行くほど物価が高くなっていくようでした。
北欧4ヶ国にて物価の高さに感覚を破壊された身としては、
「北欧に近付くほど高くなるのか……」等と思ってしまいましたね笑
お腹も一杯になりましたので、まずはリガの街を俯瞰すべく、
高い尖塔を持つ聖ペテロ教会へと向かいました。
道中の街の光景はかなりモダンで、
素朴な印象が強かったヴィリニュスとは結構印象が違って見えました。
私の好みでいえばヴィリニュスの方が上ですが、リガの街もまた素敵です。
リガはバルト三国の中で最も人口が多い街(60万以上)らしいので、
それが街のモダン化へと寄与した側面もあるのかもしれません。
途中で色々な国の人が参加したパレードも見掛けました。
どうやらEuropean choir gamesという音楽祭らしく、
ヨーロッパやアジア等、世界各国の合唱団が集まっているようでした。
合唱団というだけあって基本的に人数が多く、かなりの迫力でしたね。
続きはリガ中編へ。
【旅先の詳細情報】
時期:2017年7月
場所:リガ(ラトビア)
このビールは、リトアニア北部のビルジャイという街で製造されたものでした。
ドライバーさんによると、ビルジャイはビールの名産地として有名なのだそうです。
下記写真のような野原・畑と、たまに通過する街の風景を眺めながら、
十字架の丘から2時間ほどでリガに着きました。
バルト三国はシェンゲン協定圏内なので、気付いたら国境を越えていて面白かったです。
リガの街に入ってから、ドライバーさんが通行人の方に道を尋ねていたのですが、
国は違っても意思疎通は問題なくできているようでした。
リトアニア語とラトビア語は言語としてかなり違うと本に記載されていた一方で、
簡単なやり取りなら何とか通じることがあるとも聞いたことがあります。
ですので、道を聞くくらいのやり取りであれば通じたのかもしれません。
あるいは、歴史的経緯からバルト三国にはロシア語を喋れる人が一定数いるらしいので、
ロシア語でやり取りをしていたという可能性も一応あり得ますね。
そのうちリガ中央駅に到着し、ドライバーさんに挨拶してラトビアの地に降り立ちました。
14時頃と大分早かったので、まずは予約をしていたGreen Cat Hostelへ。
リガ中央駅から徒歩3分程度と立地が抜群な上に、オーナーさんの対応も良かったです。
ここでまだ昼御飯を食べていないことを唐突に思い出しましたので、
オーナーさんにおすすめのお店を教えていただき、そこへ行ってみました。
途中で通ったヴェールマネ庭園の眺めは実に爽やかでした。
今回訪れたのはカフェテリア形式のお店で、
料理を自分好みに組み合わせることができる自由さがとても良かったです。
並んでいるお皿をざっと見ていると魚料理が多く、次いで肉料理という印象でした。
肉料理はソーセージの割合がとても高かったです。
ラトビアはバルト海に面しているので、魚料理が多いのも頷けます。
お肉をガッツリいただきたい気分でしたので、今回はソーセージ+サラダを選びました。
なかなか美味しい瓶ビールも込みで約6ユーロと、やはり日本よりは物価は安そうです。
リトアニアよりは少し高めで、この後エストニアでも食事や買い物をした感触ですと、
バルト三国は北へ行くほど物価が高くなっていくようでした。
北欧4ヶ国にて物価の高さに感覚を破壊された身としては、
「北欧に近付くほど高くなるのか……」等と思ってしまいましたね笑
お腹も一杯になりましたので、まずはリガの街を俯瞰すべく、
高い尖塔を持つ聖ペテロ教会へと向かいました。
道中の街の光景はかなりモダンで、
素朴な印象が強かったヴィリニュスとは結構印象が違って見えました。
私の好みでいえばヴィリニュスの方が上ですが、リガの街もまた素敵です。
リガはバルト三国の中で最も人口が多い街(60万以上)らしいので、
それが街のモダン化へと寄与した側面もあるのかもしれません。
途中で色々な国の人が参加したパレードも見掛けました。
どうやらEuropean choir gamesという音楽祭らしく、
ヨーロッパやアジア等、世界各国の合唱団が集まっているようでした。
合唱団というだけあって基本的に人数が多く、かなりの迫力でしたね。
続きはリガ中編へ。
【旅先の詳細情報】
時期:2017年7月
場所:リガ(ラトビア)
2018年1月1日月曜日
バルト三国(その8) リトアニア シャウレイ後編
明けましておめでとうございます。
昨年は本ブログをご覧下さり、どうもありがとうございました。
記事を読んで「面白いな」「行ってみたいな」と思って下さった方がいらっしゃったら、
それ以上に嬉しいことはありません。
本年もマイペースで記事を書いていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。
---------------------------------------
一夜明けて人通りが増えたシャウレイの街を歩き、メインストリートにある観光案内所へ。
タクシーを手配してもらい、十字架の丘経由でラトビアのリガへ行くことにしました。
十字架の丘までは路線バスで約1ユーロ、リガまではミニバスで約12ユーロなのですが、
後者の予約を取るのが面倒かつ座席が狭めらしいので、タクシーを選びました次第です。
値段は少々高くつきますが、一人で後部座席を独占できるタクシーは大変快適でしたので、
予算に余裕があるようでしたら、検討する価値はあるのではないかと思います。
十字架の丘での待ち時間も含めて3時間乗って96ユーロと、時間の割には安めでした。
ちなみに流しのタクシーとも一応交渉しましたが、120ユーロほど請求されましたので、
市の観光案内所で手配してもらうことをおすすめします。そこでは英語はよく通じました。
さてタクシーに乗り、まずはシャウレイの約12km北にある十字架の丘で降車しました。
駐車場近くには、丘に置いたりお土産にしたりする十字架を売っているお店がありました。
その様子を横目で眺めつつ、開けた景色を楽しみながら丘の方へ。
イングランドのストーンヘンジを訪れた時のことを思い出しましたね。
十字架は、元々は独立を巡るロシアとの戦いの死者を祀るために置かれ始めたそうです。
そして1944~1990年のソ連統治時代に、非暴力の抵抗の印として十字架が大量に置かれ、
それが現在の様子のもとになっているという話をシャウレイの観光案内所で聞きました。
カトリックの巡礼地になっている一方で、近年は観光客も増えているようです。
実際に近くで十字架の丘を眺めてみて、その見た目の迫力に圧倒されるとともに、
それぞれの十字架の背後には、数多の想いがあるのだろうなとしみじみ思いました。
数万~数十万の十字架があるそうで、「物語」もそれと同じ数だけあるのでしょうね。
人は思っていたほどは多くありませんでした。
観光客か、あるいはカトリックの巡礼者かどちらかという感触でしたね。
なお、下の1枚目の写真は十字架の丘でのベストショットです。
この日は一眼レフの条件設定に少し失敗してしまったせいで、
全体的に明るすぎる写真が多いのですが、この写真は上手く撮れました。
丘全体は普通に歩けば10~20分ほどで回れるのですが、
あまりの十字架の数とその後ろにあるであろう背景に圧倒されたこともあり、
30分ほど掛けてじっくりと回りました。
ヴィリニュス大聖堂と聖ペテロ・パウロ教会に引き続いて、
とても良いものを見ることができました。
これでリトアニア旅行は終了となりましたが、
また来たいという強い気持ちで心が満たされましたので、近いうちにまた必ず来ます。
次はケダイネイやクライペダ等、今回行かなかった街にも行きたいものですね。
リトアニアは、ここ数年で行った国の中でも一二を争うほど気に入りました。
十字架の丘を出発する時にドライバーの御婦人がビールを奢って下さったので、
ありがたくいただきつつラトビアの首都・リガへ向かいました。
いやあ実に快適でしたね。
続きはリガ前編へ。
【旅先の詳細情報】
時期:2017年7月
場所:シャウレイ(リトアニア)
昨年は本ブログをご覧下さり、どうもありがとうございました。
記事を読んで「面白いな」「行ってみたいな」と思って下さった方がいらっしゃったら、
それ以上に嬉しいことはありません。
本年もマイペースで記事を書いていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。
---------------------------------------
一夜明けて人通りが増えたシャウレイの街を歩き、メインストリートにある観光案内所へ。
タクシーを手配してもらい、十字架の丘経由でラトビアのリガへ行くことにしました。
十字架の丘までは路線バスで約1ユーロ、リガまではミニバスで約12ユーロなのですが、
後者の予約を取るのが面倒かつ座席が狭めらしいので、タクシーを選びました次第です。
値段は少々高くつきますが、一人で後部座席を独占できるタクシーは大変快適でしたので、
予算に余裕があるようでしたら、検討する価値はあるのではないかと思います。
十字架の丘での待ち時間も含めて3時間乗って96ユーロと、時間の割には安めでした。
ちなみに流しのタクシーとも一応交渉しましたが、120ユーロほど請求されましたので、
市の観光案内所で手配してもらうことをおすすめします。そこでは英語はよく通じました。
さてタクシーに乗り、まずはシャウレイの約12km北にある十字架の丘で降車しました。
駐車場近くには、丘に置いたりお土産にしたりする十字架を売っているお店がありました。
その様子を横目で眺めつつ、開けた景色を楽しみながら丘の方へ。
イングランドのストーンヘンジを訪れた時のことを思い出しましたね。
十字架は、元々は独立を巡るロシアとの戦いの死者を祀るために置かれ始めたそうです。
そして1944~1990年のソ連統治時代に、非暴力の抵抗の印として十字架が大量に置かれ、
それが現在の様子のもとになっているという話をシャウレイの観光案内所で聞きました。
カトリックの巡礼地になっている一方で、近年は観光客も増えているようです。
実際に近くで十字架の丘を眺めてみて、その見た目の迫力に圧倒されるとともに、
それぞれの十字架の背後には、数多の想いがあるのだろうなとしみじみ思いました。
数万~数十万の十字架があるそうで、「物語」もそれと同じ数だけあるのでしょうね。
人は思っていたほどは多くありませんでした。
観光客か、あるいはカトリックの巡礼者かどちらかという感触でしたね。
なお、下の1枚目の写真は十字架の丘でのベストショットです。
この日は一眼レフの条件設定に少し失敗してしまったせいで、
全体的に明るすぎる写真が多いのですが、この写真は上手く撮れました。
丘全体は普通に歩けば10~20分ほどで回れるのですが、
あまりの十字架の数とその後ろにあるであろう背景に圧倒されたこともあり、
30分ほど掛けてじっくりと回りました。
ヴィリニュス大聖堂と聖ペテロ・パウロ教会に引き続いて、
とても良いものを見ることができました。
これでリトアニア旅行は終了となりましたが、
また来たいという強い気持ちで心が満たされましたので、近いうちにまた必ず来ます。
次はケダイネイやクライペダ等、今回行かなかった街にも行きたいものですね。
リトアニアは、ここ数年で行った国の中でも一二を争うほど気に入りました。
十字架の丘を出発する時にドライバーの御婦人がビールを奢って下さったので、
ありがたくいただきつつラトビアの首都・リガへ向かいました。
いやあ実に快適でしたね。
続きはリガ前編へ。
【旅先の詳細情報】
時期:2017年7月
場所:シャウレイ(リトアニア)
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