2017年12月22日金曜日

バルト三国(その4) リトアニア ヴィリニュス中編

ヴィリニュス到着から一夜明けて、再び旧市街へ散策に出掛けました。

ヨーロッパの旧市街は、散策に丁度良い広さの場所が多いように思います。
しかしヴィリニュスのそれは相当広いので、かなり歩くことになるんですよね。

一応バスやトラムもあるものの、見所が散らばっているせいで、
観光客にとってはあまり使い勝手が良くないように思います。
私は歩くのが好きなので、何の問題もありませんでしたけど笑

昨日は旧市街の南側を歩きましたので、
本日は「昨日のおさらい」のような景色を眺めながら北側へ足を伸ばしました。


















中心部のヴィリニュス大学等がある道から脇道に入り、
炎のような外観を誇る聖アンナ教会に至りました。

余談ですが、私はメインストリートもさることながら、
下の2枚目の写真のような路地裏の光景がとても好きです。

気分が落ち着くことに加えて、賑わっている場所よりも
その土地の特徴を掴めたりすることもあるのが良いんですよね。
ひたすら路地裏を歩くだけの旅がしたくなることもあります。

ちなみに国や街によっては怖くて脇道に入れないこともありますが、
今回は全く危険を感じませんでしたので、路地裏を満喫できました。
国外でここまで落ち着いて歩ける場所はそれほど多くはありません。

さて本題に戻りますと、下の3枚目の写真が聖アンナ教会です。
見事なゴシック造りで惚れ惚れとしてしまいます。

建築にはあまり詳しくないので知らなかったのですが、
ゴシックの傑作として相当有名な建物なのだそうです。
それにしても、ヴィリニュスは実に見所が多いですね。


















聖アンナ教会から更に北へ向かい、三つの十字架の丘へ。
現地の観光用パンフレットによると、
遠い昔に処刑された修道士を弔って建てられたのだそうです。

とても見晴らしの良い丘の上にあるため、旧市街が一望できます。


















旧市街の向こうにも街や森がひたすら広がっており、
ヴィリニュスは丘陵地にある街ということがよく分かりました。

この後に行ったラトビアのリガ・エストニアのタリンはいずれも港町で、
陸の街であるヴィリニュスとの対比が興味深かったですね。
やはり高所から街全体を見渡すのはとても楽しく、そして眺めが美しいです。
この後は丘を降りて、ヴィリニュスにおける最後の目的地へ向かいました。

その目的地のお話は次回の記事に譲るとして、
道中で見掛けたネリス川がゆったりと流れていることが印象的でした。
ヨーロッパ等の川は勾配がとても緩やかなために流速が遅い、
ということが実感できる瞬間でした。


















知識としては知っていても、実際に見てみるのとは大違いですね。
移り変わりが激しい時代に生きているからこそ、
このような体感も大事にしていきたいものです。


続きはヴィリニュス後編へ。


【旅先の詳細情報】
時期:2017年7月
場所:ヴィリニュス(リトアニア)

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