聖ミカエル教会を後にし、ライスヴェス・アレヤへ。
ライスヴェス・アレヤ(Laisvės Alėja)はリトアニア語で「自由大通り」という意味で、
カウナスの新市街を東西に貫く歩行者天国になっています。
1.5kmくらいあるそうで、通りの東端から眺めると反対側の端が全く見えませんでした。
この通りを中心にして、新市街周辺を西に向かって歩いていきました。
駅の近くの建物は、淡い色彩をしたものが支配的でしたが、
この新市街は淡さとカラフルさがパッチワークのように入り混じっており、
街の風景が変わっていく真っ只中なのだろうかと感じました。
それにしても温度が15℃程度と実に丁度良く、
歩いていて本当に気持ち良かったです。
このくらいの緯度の地域は、夏だと温度が最適になりますね。
新市街をひたすら歩いていると、やがて景色ががらっと変わりました。
ここがカウナスの旧市街です。
地面が古風な石畳になり、建物も雰囲気のあるものが多くなりました。
今までの旅の中で、色々な都市の旧市街を歩いてきましたが、
カウナスはその中でも三指に入るくらい好みでしたね。
極端に観光地化しておらず落ち着いていて、温かみのようなものもあります。
前年に訪れたリュブリャナの旧市街に匹敵する良さでした。
そして下の1枚目の写真に写っている聖ペテロ・パウロ大聖堂へ。
リトアニアのカトリックがここを本拠地にしているらしく、
私が訪れた時には何らかの典礼が行われていました。
少しだけ中も見せてもらったところ、控えめな煉瓦積みの外見とは逆で、
重厚な彫刻群やパイプオルガンが設置されていて驚きました。
写真は撮っていませんが、なかなか見ごたえがありましたので、
もしカウナスへ行く方がいらっしゃったら立ち寄られることをおすすめします。
その後は旧市街を抜け、展望台へ登るべく川を渡りました。
展望台へは歩いて登ることもできるのですが、
往復1.5ユーロ程度で乗れるケーブルカーがあるので、そちらを使いました。
ここまで4~5kmほど歩いてきたので、流石に疲れました笑
展望台からの眺めはなかなか素晴らしく、カウナスの最後を飾るに相応しいものでした。
屋根の色のせいでしょうか、街を歩いていた時の実感よりも色彩豊かに感じましたね。
この後は川沿いを歩いて駅まで戻りました。
スポーツ用品店や公園等を通ったこともあり、現地の人の生活が垣間見えて良かったです。
最後には駅前の市場にも寄り、肉類が多いなあということを実感しました。
お肉中心という意味では、ドイツ辺りにちょっと近いところもあるのかもしれません。
そして例によってバスではなく鉄道に乗り、首都ヴィリニュスへ。
Wi-Fiも繋がる上に内装・外装ともにきれいで快適でした。
カウナス前編で書いたとおり、鉄道よりもバスの方が交通手段として発達していますが、
鉄道の方が早く着くので、もし時間が合うならおすすめです。
続きはヴィリニュス前編へ。
【旅先の詳細情報】
時期:2017年7月
場所:カウナス(リトアニア)
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