ストックホルムの空港に降り立って、最初にやってきたのは困惑でした。
事前情報によれば、空港と中心街を結ぶアーランダ・エクスプレスという鉄道があるはず…。
しかし鉄道らしきものは一切なく、しかも首都の空港としては異常に小さかったんですよね。
インターネットで調べてみると、その理由はすぐに分かりました。
その時にいたのは国際線等が発着するアーランダ空港ではなく、
それよりも小規模なブロンマ空港というところだったようです。
航空券には「Stockholm」としか書かれていなかったので、一瞬戸惑ってしまいました。
中心街へ向かうバスをタイミング良く見つけたので、それに乗ってストックホルム中心部へ。
25分ほどで、バスと鉄道のターミナルが一緒になったストックホルム中央駅に着きました。
ロッカーの支払いがクレジットカード限定になっていたものの、
コペンハーゲンやマルメを訪れた後でしたので、全く驚きませんでしたね。
そして荷物を預けるのに1,000円近く掛かることにも驚かなくなってきました笑
さて荷物を預けて、例によって散策に出掛けました。
ストックホルムもコペンハーゲンと同様、自転車専用通路があるのは良いですね。
そして少し歩いただけで、港町であるということがよく分かりました。
ノーベル賞の晩餐会が行われるストックホルム市庁舎の内部を散策したり、
ガムラスタンへ至る橋の途中から眺めたりもしました。
建築としても立派で興味深かったので建物内にも入りたかったのですが、
タイミングが悪かったようで今回は入れませんでした。残念。
先ほど書いたガムラスタンというのは「古い街」という意味を持つ言葉で、
ストックホルムのスターズホルメン島にある旧市街を指しています。
このような旧市街には世界遺産にも登録されているところがたまにあるので、
ガムラスタンもそうなのかと思ったのですが、実際には登録されていないようで少し意外でした。
だからといって、美しい街並みの価値が変わるわけではないことは言うまでもありません。
ガムラスタンを1時間ほど歩いてみて、全体的な色彩が濃いという印象を抱きました。
コペンハーゲンでは、ニューハウン周辺は別として街全体の「色」は比較的淡めでしたので、
それとの対比が強調されている部分はあるかもしれません。
クリーム色や赤肉メロン様の色をした建物が多く、目で見ていて楽しかったです。
砂利・玉石敷きの通りもあり、中世からある街なのだと実感することができました。
ガムラスタンをぐるっと回ったところで、最後に王宮を訪れました。
写真は撮っていませんが、ここからは国会議事堂も見えましたね。
この王宮は現在も国王の執務のために使われているらしく、
執務中であっても建物の内部を見ることができるのだとか。
たとえ国民との距離が近いとはいっても、このような例は珍しい気がします。
この頃にお腹が空いてきたので晩御飯にしようかと思ったのですが、
ガムラスタンは価格設定が高めに感じたので、お隣のセーデルマルムへ行くことにしました。
あまりケチケチしても仕方がないものの、元々の物価が高いので節約したくもなりますね…笑
続きはストックホルム後編へ。
【旅先の詳細情報】
時期:2017年7月
場所:ストックホルム(スウェーデン)
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