2017年11月20日月曜日

北欧(その7) ノルウェー オスロ中編

あちこち寄り道をしつつ、ようやく王宮に着きました。

ここまで見てきた北欧の国々もそうでしたが、
王族の住処に柵や濠の類が全くないことが印象に残りました。衛兵はいましたけどね。
治安の良さや、国民との距離の近さが背景にあるのかもしれません。

なお『地球の歩き方』の受け売りになりますが、
写真中央の銅像は、王宮の建立を命じたスウェーデン王のカール・ヨハンのものです。
ノルウェーは、1814~1905年の間はスウェーデンの支配下にあったため、
当時のスウェーデン王の銅像がこのオスロの地にあるのだそうです。


















また話が横道に逸れますが、私にとっては『地球の歩き方』は旅行の際の必携品です。
実際の旅の中では、この本に載っていない場所にも沢山行くことになるのですが、
それでも基本的な事項をざっくりと押さえることができるのはとても便利です。

サラエヴォのGallery 11/07/95など、私見では「載せておくべきでは…?」と思う場所が
たまに載っていなかったりもしますが、そこは個人調査でカバーできますしね。
旅の心強いお供です。

さて王宮に至るまでの道は傾斜が緩やかなので、歩いている時はあまり意識しませんでしたが、
王宮に着いてから振り返ってみると始点とは思いのほか高低差があって驚きました。
そして日常の何気ない一風景ではあるものの、
青空と白い雲、緑色の森、灰色の道路のコントラストが綺麗で、少々見惚れてしまいました。

現国王がいる王宮の内部には入れないのですが、王宮周辺の眺めだけでかなり満足でしたね。


















ここまでで中央駅から王宮まで一通り歩きましたので、
例によって気ままに街中を歩きつつ、港の方へ向かうことにしました。

以前にもどこかの日記で似たことを書いた記憶がありますが、
郊外を適当に歩くと地元の人の日常が垣間見えたりして面白いです。

勿論、ある国やそこに住んでいる人のことを更に深掘りして知ろうとするならば、
観光では到底足りず、最低1年間はその地に住まないと難しいとは思います。
そんな機会も作りたいと思いつつ、実現するとしても少し先になりそうな今日この頃です。

オスロの街は整然としていましたが、思ったよりも建物の密度が高かったですね。
国全体の人口密度が20人/km^2程度なのに対し、オスロは1,400人/km^2ほどらしいので、
前者のイメージが強かった私がそう感じるのは当然といえば当然なのですけど。


















そしてカラフルな建物も多く、コペンハーゲンのニューハウンや
ストックホルムのガムラスタンを思い出しながら散策していました。

とはいえ中心部の少し外れを歩いたに過ぎないので、
もしかしたら市の郊外はもっと違った景色が広がっているのかもしれません。
そのようなところも見たいのですが、たかが数日間の観光ではそれは難しいわけで、
先ほどの「深掘りして知るなら最低1年間は住みたい」というお話にも繋がります。


















それにしても気候が快適でした。気温は大体13~15℃くらいで安定しており、
半袖1枚又は半袖+長袖各1枚で気持ち良く過ごせる気温で、かつ湿度も低かったです。

コペンハーゲン・ストックホルム・ヘルシンキ・オスロで比べると、
オスロが一番気温が低く感じたのですが、それでも緯度の割には温暖な気がしました。
暖流であるメキシコ海流が近くを流れているのも関係しているのかもしれません。


















ここまでフラフラと歩いてきましたが、この日はオスロ空港直近のホテルを取っていたので、
暗くなる前にはオスロ中央駅に戻れるように、海へ向かって歩き始めました。
もっとも22時になっても明るい環境なので、よほど道草を食わなければ問題ないのですけど笑

そしてコペンハーゲン・ストックホルムと同様に、自転車専用通路があるのは素敵です。
そういえば写真は撮っていませんが、レンタサイクルも街のあちこちで見掛けました。


















ほどなくして水辺に到着しました。
潮の香りが漂ってきて、港についたということを実感しましたね。


















続きはオスロ後編へ。


【旅先の詳細情報】
時期:2017年7月
場所:オスロ(ノルウェー)

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