北の方まで散策して海の眺めも味わえたので、早めに寝るべく宿へ戻ることにしました。
日本時間の朝までずっと寝ないで活動していることになるので、
ヨーロッパあたりへ行く時には、初日は早めに切り上げて寝るのが自分のスタイルです。
帰路途中で通ったアマリエンボー宮殿(女王の住居)では、衛兵交代に遭遇しました。
正午に衛兵交代があるという話は聞いていましたが、夜にもやっているのは知りませんでした。
冷静に考えてみれば、24時間ずっと交代しないというのはあまり現実的ではないですね。
この時の時刻が20時ぴったりだったので、1日に3回交代があるのでしょうか。
それにしても宮殿の造りがとてもシンプルで、
国民との距離が近いと言われるヨーロッパ王室らしい点といえるのかなと思いました。
アマリエンボー宮殿を通り過ぎた後は、中央駅の方角へ向かって道なりに歩きました。
コペンハーゲンが港町であるということを感じさせられる光景が続き、
実際に訪問する前とはちょっと印象が変わりました。
元々地図で見て「海に囲まれているな」とは思っていたのですが、
それよりも自転車都市のイメージが強かったんですよね。
実際に住んでいたら必ずしも良いことだけではないのでしょうが、
旅人として散策をする分には素敵な眺めばかりでした。
大量のレンタサイクルが設置されているのも自転車都市らしいですね。
そして今回もスーパーにふらっと入ってみるという趣味に走りました。
この後訪れたスウェーデン・ノルウェー・フィンランドと比べると、
デンマークはアルコールの規制が緩いのが特徴のようです。
実際にスーパーの品揃えを見ても、アルコール類が非常に豊富でしたね。
カールズバーグを中心としたビール類を初めとして、ワインその他も沢山ありました。
あと支払いの様子を見ていると、現地民らしき人はカード払いばかりで、
現金は全くと言って良いほど使わないのがとても印象的でした。
150円の飲み物を買う時でも、当たり前のようにカードを使うレベルです。
ニューハウンの近くにあった簡易ビールスタンドですら
携帯型のカードリーダーがありましたし、デンマークはカード社会のようです。
駅のロッカーもカード払いでしたし、現金での支払いができない乗り物もあったりして、
生活の隅々までカードが浸透していることがよく感じられました。
これはスウェーデン等の他の北欧の国々でも同じで、
今回の北欧旅行では、通貨の両替を一切せずに過ごしました。
現金を使うのは、初めて訪れる観光客くらいなのかもしれません。
以前ニューヨークへ行った時にも「カードをよく使うな」と思ったものですが、
北欧はそういうレベルではなく、完全にキャッシュレス社会でしたね。
帰国後に調べたら、国家が積極的にカードの使用を奨励しており、
そのための法律も徹底していてなかなか興味深かったです。
こちらのサイトは、北欧のキャッシュレス化について分かりやすく纏まっています。
上記リンク先で書かれているデメリットの他に、
何者かに購買情報のデータを悪用される等の可能性も考えられるでしょうが、
私はキャッシュレス化に関しては肯定的に見ています。
最近では中国の上海でのキャッシュレス化なんかが盛んに報道されていますが、
自国や世界は10年後にどのようになっているのでしょうかね。興味は尽きません。
カードとキャッシュレス化について長々と書いてしまいましたが、
21時頃に宿へ着きました。この時間でもまだ明るかったです。
翌日は午前中にスウェーデンへ向けて出発する予定でしたので、
シャワーを浴びた後は即就寝しました。
なかなか満足感に溢れた初日で、翌日以降への期待が高まりましたね。
続きはマルメ編へ。
【旅先の詳細情報】
時期:2017年7月
場所:コペンハーゲン(デンマーク)
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