2017年5月2日火曜日

道東(その3) 根室編

朝6時頃に釧路駅を出る根室線に乗って、根室へ向かいました。

根室へ行くのは今回で3回目なのですが、釧路~根室間の風景は見ていて全く飽きません。
最初は建物が一定数見えていたのが、少しずつ原風景に近くなっていくのが面白いです。
進行方向の右側に海、左側に牧場・畑・原野が見えることが多く、どちら側もおすすめです。

鹿が線路上に出てきたために徐行をしたりするのも、この地域ならではですね。
















釧路駅から約2時間半で根室駅に着きました。

案内標識や地図にロシア語が併記されているのを見ると、
辺境感といいますか、日本の果てに来たことを実感します。
Wikipediaに標識の写真が載っていましたので、興味がお有りの方はそちらをどうぞ。

ちなみに私は日本の東西南北の果てへ行くのが好きです。
納沙布岬(東)、波照間島(南)、宗谷岬(北)は既に行きましたので、
いつか最西端の与那国島にも行きたいなと思っているところです。

さて最東端の納沙布岬へ行くためには、根室駅からまたバスに乗らなければなりません。
1時間に1本もないので、乗り逃すとなかなか面倒なことになります。
無事にバスに乗って、45分ほどで納沙布岬へ。

観光客向けのお店が数件あるほか、北方領土の返還を祈る「四島のかけはし」という像や、
同じく北方領土関連の資料が保管されている「望郷の家」という建物などがあります。
















上記の写真では分かりづらいのですが、海の方をよく眺めると水晶島が見えます。
ここは歯舞諸島の島々のうち1つで、定住民は存在しないのだそうです。

日本は島国なので、日常生活の中では他国を意識することがあまりありませんが、
今回のような風景を眺めていると、その存在を強く感じさせられます。

隣国と陸続きになっていて、川も他国から流れてくるような国であれば、
その辺りの感覚もおそらく違うのでしょうね。
意識的にせよ無意識的にせよ、思考や行動様式に少なからず影響を及ぼすのでしょう。

オホーツク海を眺めながら、そんなことを思いました。
















その後は再びバスで根室駅へ。
根室市は人口3万を切っているそうですが、街を歩いたり車窓から眺めたりした感覚では
5~6万くらいかなという印象を受けましたので、ちょっと意外でしたね。

お昼時になったので、駅から歩いて5分程度の場所にある『根室花まる』へ。

北海道の回転寿司は鮮度が良いので、行った時は必ずどこかのお店で食べています。
『根室花まる』はその中の1つで、私はかなり好きなお店ですね。
札幌や東京にも支店があって、それらのお店はいつも混んでいます。

開店一番に行ったためにお客さんは私だけで、
職人さんにマンツーマンで握っていただくという大変贅沢な体験ができました。
そして牡蠣やウニ、赤貝、ツブ貝、えんがわ、いかといった新鮮なネタをいただき、
大いに満足して釧路へ戻りました。またこういう機会を作りたいですね。

続きは網走編へ。


【旅先の詳細情報】
時期:2016年2月
場所:根室(北海道根室市)

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