2017年4月22日土曜日

道東(その1) 屈斜路湖編

これから3~4回ほど、北海道の道東を旅した時の話を書きます。

私は摩周湖が好きで、今回の旅行前の時点で既に2回行っていたのですが、
冬に行ったことがなかったので、それなら行ってみようとなった次第です。

羽田空港から釧路空港へ飛んで、そこからバスに乗って40分ほどで釧路市内に着きました。
釧路は、人口20万前後の割に繁華街である末広町の規模が大きい、という印象が強いです。

あとは特に夏になると霧の日が多く、場所によっては幻想的な風景が見られて楽しいですね。
市中心部近くにある幣舞橋付近からの眺めが好みです。

そんなことを思いつつ宿に荷物を預け、釧網線に乗って摩周湖方面へ向かいました。
夏なら釧路湿原駅で降りて、展望台から釧路湿原の眺めを楽しむのも良いのですが、
今回はかなりの積雪があって苦労しそうだったので断念することにしました。

ちなみに下の写真は、夏に細岡展望台というところから湿原を撮ったものです。




















そのまま摩周駅まで行って、まずはバスで屈斜路湖へ。
その途中にある硫黄山では白い噴煙がモクモクと上がっており、
自然の営みを体感することができました。

かつては硫黄の採鉱も為されていたそうです。




そのままバスに乗って暫くすると、屈斜路湖に着きました。
全面結氷する淡水湖の中では、日本最大級だそうです。

今回も沿岸部以外は雪と氷に覆われており、
僅かに覗いている水面を白鳥が滑っていく光景は美しかったです。
















ちなみに温泉水が流入していることもあってか、
30年以上前の屈斜路湖はpH5前後とかなり強烈な酸性湖だったものの、
今はそうでもないという話を知人から聞いたことがあります。

実際に調べてみても、昔ははっきりと酸性湖だったみたいですね。
しかし道総研のHPに載っているデータを見てみると、
直近では10年以上もpH7を上回っており、中性湖になっているようです。

人為的な施策を講じたわけではないにもかかわらず、
ここまで急激な液性変化が起こったというのは、なかなか興味深いですね。

そして昔は魚が殆どいなかったのに、
水質が中性に近づく過程で、地元の弟子屈町が魚の放流活動を行った結果、
今ではフィッシングスポーツで有名になっているのだとか。
弟子屈町のHPを見てみると、漁業権の話なども書いてあります。

話が大分横道に逸れてしまいましたが、
液性の変化と魚の話は、私にとっては大分面白かったです。

続きは摩周湖編へ。


【旅先の詳細情報】
時期:2016年2月
場所:屈斜路湖(北海道川上郡弟子屈町)

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