中欧・南欧での最後の朝は、とても清々しかったです。
宿のオーナーさんがビールと手作りのパイを振舞って下さったので、ありがたくいただきました。
こういうホスピタリティーを感じることがあるのが、個人経営の宿が持つ魅力の1つですね。
オーナーさんに別れを告げた後は、早速城壁に登るための入口へ向かいました。
入場料は確か120クーナ(当時のレートで約1800円)だったと思います。
年々値上げが続いており、今は150クーナになっているそうですが……。
しかしそれだけ高くとも、城壁に登る価値はあると思います。
城壁をぐるっと一周する間に、歩いている場所によって
旧市街とアドリア海が違った表情を見せる様子は、大変見ごたえがありました。
ドゥブロヴニクが「アドリア海の真珠」とも称される理由がよく分かりますね。
そして一面に広がっている屋根の橙色の美しさもさることながら、
アドリア海の若干翡翠色がかかった青色・泡立つ波の白色がとても爽やかでした。
1時間半ほどかけて城壁の上をゆっくりと散策した後は、
良さそうなお店を選んで昼御飯にしました。
ほぼ毎日、昼から飲んでいるように見えるのは気のせいです。きっと、多分。
リュブリャナやザグレブでも感じたのと同様に、
ドゥブロヴニクもイタリア方面の影響を強く受けている料理が多いようです。
そしてクロアチアワインは相変わらず美味でした。
食後は旧市街の背後にそびえるスルジ山へ行こうと思ったのですが、
強風の影響でロープウェーが運休してしまっていました。
歩いて登る時間はなかったので、少し高くつくもののタクシーを使うことに。
提示された値段が事前に調べておいた相場の下限に近かったことに少し拍子抜けしつつ、
麓から15分ほどであっという間に山の頂上に着きました。
この山は標高約400メートルで、山頂からの眺めは「アドリア海の真珠」に相応しいものでした。
山の中腹からの眺めは更に良かったので、時間があればそこにタクシーを停めて貰って、
景色を満喫したかったところではあります。その点だけが心残りですね。
その後はそのままドゥブロヴニク空港へ行って貰ったのですが、
旧市街から2~3kmほど離れた場所からの眺めがこれまた絶景でした。
もしドゥブロヴニクへ行かれる方がいらっしゃったら、
山の中腹や空港への道の途中からの眺めを堪能されることをおすすめします。
そして私にも写真をお裾分けして下さい笑
ドゥブロヴニク空港からはミュンヘン経由で帰国し、
こうして大変楽しかった中欧・南欧旅行は幕を閉じました。
ミュンヘンのビールと肉料理、リュブリャナ・ザグレブの魅力的な街、
プリトヴィツェの雄大な水流、サラエヴォ・モスタルの複雑な魅力、
コトル・ドゥブロヴニクの橙色と青色のハーモニー。
スロベニアのブレッド湖へ行く際に、上記のうち何か所かを再訪したいですね。
私は同じ場所にリピートするよりも、新しい場所へ行くことの方に魅力を感じるのですが、
今回はリピートしたいと思うほど素晴らしいところばかりで、大変満足度が高かったです。
10年以内には再訪することを誓いつつ、中欧・南欧の旅行記を締めとさせていただきます。
次は国内のどこかの旅行記を書こうかな。
【旅先の詳細情報】
時期:2016年10月
場所:ドゥブロヴニク(クロアチア)
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