2017年4月11日火曜日

中欧・南欧(その13) ボスニア・ヘルツェゴビナ モスタル編

サラエヴォからバスに乗って2時間半ほどでモスタルに着きました。
この区間は、車窓からの眺めがなかなか素敵です。
















モスタルからまたバスに乗ってモンテネグロのコトルへ移動するのですが、
その便が出るまで2時間ほどあったので、急ぎ足で散策に向かいました。

バスターミナルから中心部までは10分ほど歩きます。
モスタルはサラエヴォよりも大分暖かく、13~14℃くらいありましたので、
コートを着込んだままだと汗をかくほどでした。


















モスタルは、ボスニアの中ではサラエヴォと並んで観光地として有名です。
更にドゥブロヴニクからも日帰りで観光可能というアクセスの良さも手伝ってか、
観光客と思しき方が沢山いました。西欧系・中国系が多めな印象です。

中心部に近付くにつれて小洒落たお店が増えてきました。
好みの系統のお店がこちらでは何軒もあって、なかなか素敵でしたね。

























素敵だったのはこのようなお店だけではなく、街の風景もでした。
まるで絵葉書のようで、とても見応えがあります。

























下の写真の左側に写っている橋は、2005年に世界遺産に登録されたスターリ・モストです。
現地の言葉で「古い橋」という意味ですが、現存しているのは2004年に再建されたもので、
実は1990年代の紛争の時に一度破壊されているんですね。

元々は異なる民族が川の両側に住んでおり、平和な時代には互いに往来していたものの、
紛争が起こってから今に至るまで対立が燻り続けているという話を聞きました。

川の左岸にモスク、右岸にカトリックの教会があることには気付きましたが、
対立が未だに続いていると言われてもいまひとつピンと来ませんでした。
本を読んだりした限りでは、実際に対立はありそうだという結論に達したものの、
やはり表面的にさらうだけでは分からない物事は沢山ありますね。

余談ですが、下の写真の中央に写っている山の上に十字架がありまして、
コトルへ行くバスの車窓から見上げた時の眺めが大変神々しかったです。


















ボスニア・ヘルツェゴビナにいた長さは24時間にも満たないですが、
複数の面でなかなか濃い体験ができました。
サラエヴォ編でも書いたとおり、少し長めに時間を取って2都市を散策したり、
他の都市にも足を伸ばしたりしたいものです。合計4~5日間は欲しいですね。


















バスターミナル近くの売店でリンゴを2個買って、コトル行きのバスに乗りました。
リンゴを丸かじりするのが好きなので、旅先ではよくやっています。


続きはコトル前編へ。


【旅先の詳細情報】
時期:2016年10月
場所:モスタル(ボスニア・ヘルツェゴビナ)

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