2017年8月13日日曜日

アメリカ(その2) ニューヨーク中編

北欧・バルト三国へ旅に出ていたために、更新が遅くなりました。
その時の話はいずれ書きます。


宿への道中では、クーパー・ユニオンという私立大学の脇を通りました。
ここは学生数が1,000人程度の芸術系大学で、そのレベルの高さや学費の安さで有名です。
学生数の少なさが建物のコンパクトさに反映されており、見た目も凝っていました。

可能なら中を見てみたかったのですが、その希望は叶わなかったので少し残念でしたね。


















今回は9/11メモリアル・ミュージアムの近くに宿をとっていたので、そちらの方へ。
事件から10年以上が経った訪問時でも工事中で、爪痕の大きさを感じさせられました。


















そして宿に到着。少々宿泊費が高くつくもののセキュリティと快適さを重視して、
Club Quarters Hotel World Trade Centerというホテルを予約していました。

ホテル名に"World Trade Center"の名を冠しているとおり、
9.11事件の標的となったワールド・トレード・センターのすぐ近くに立地しています。
私が泊まった15階の部屋からは、9/11メモリアル・ミュージアムが一望できました。

渡航する直前に、インターネット上にあった事件発生前の建物の写真を見ていましたので、
同じ場所が空白になっていることには少なからず驚きました。
一瞬で巨大な建物が崩壊し、多くの人命が失われた凄惨さをより強く実感した次第です。

一番強く思ったのは、人間はいつ死ぬか分からないという当たり前のことで、
だからこそ後悔のないように日々を過ごしたいものだと思いを新たにしました。
と、月並みながら尤もらしいことを書きましたが、実際できているかというと……苦笑

ちなみに9/11メモリアル・ミュージアムの方は、あまり興味が湧かなかったので行っていません。
先入観を排して行ってみればそれなりに得るものはあったと思いますが、
私にとっては、窓から見えた大きな空白が「全て」というほどインパクトのある景色でした。
それと同時に、たまたま今回の宿を選べて幸運だったと思ったものです。

さてこの日は時差ボケもありましたので、早めに就寝して翌日のボストン行きに備えました。


その結果、まるで子供のように12時間も寝てしまい、時差ボケは完全に消滅しました笑
良い気分になったところで、早朝の散歩へ。遠くに自由の女神も見えました。


















ニューヨークではよく売られているホットドッグを買って頬張りつつ、ウォール街へ。

この日は休日だったためにビジネス街としての活気は全くなく、
周囲を歩いているのは観光客の人ばかりでした。

それはそれで見ていて面白かったのですが、一度平日にも訪れてみたいものです。


















1時間ほど散策したところでボストン行きの列車の時間が迫ってきましたので、
最後にトリニティ教会や市庁舎を見てからペンシルベニア駅へ。


















ニューヨーク⇔ボストン間は、アセラ・エクスプレスという高速列車で移動しました。

飛行機で移動しても良かったのですが、前回の記事でも書いたとおり、
鉄道で大きな問題なく移動できるなら、そちらを選ぶことにしているんですよね。

アセラ・エクスプレスは座席の快適性が高くWi-Fiもある一方で、
最高240km/h程度で、新幹線や300km/h以上出る欧州の鉄道ほど速くないのだなと思いました。
更に普通列車と同じ線路を走る区間もあり、そのせいで時間が余分に掛かっているようです。

ニューヨークを出てからは、約3時間半でボストンに着きました。
約370kmという距離を考えると結構時間が掛かりますが、
乗り心地は良かったので満足のいく乗車でしたね。

続きはボストン前編へ。


【旅先の詳細情報】
時期:2014年8~9月
場所:ニューヨーク(アメリカ合衆国)

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