2017年8月19日土曜日

アメリカ(その3) ボストン前編

ボストンのサウスステーションを出て、まずは宿泊先のKimpton Nine Zero Hotelへ。
Kimpton系列のホテルは宿泊費が少し高めですが、内装がきれいなので好みです。

国外旅行をする時はBooking.com経由でアパートメント系の宿を選ぶのが好きなのですが、
今回は腰を据えてゆっくりと滞在したかったので、ホテルに連泊することにしました。
わたしの基本路線は「寝られれば良い」ではあるものの、たまにはこういうのも良いですね。

部屋に荷物を置いた後は、サービスのワインを1杯いただいてから外に出てみました。
ホテルが公園の近くにあるので、爽やかな環境で気持ち良かったです。

既に日暮れの時刻だったこともあり、この日は軽めの散歩に留めて部屋で寛ぎました。


















一夜明けて、まずは文教都市としてのボストンを味わいに出掛けました。

ホテル近くのパーク・ストリート駅から地下鉄に乗り、10分少々でハーバード大学の最寄駅へ。
チャールズ川の向こう側に位置していることもあり、
そこそこ遠いというイメージを持っていましたが、案外近かったです。

休み中で静かな大学をのんびりと散歩し、束の間の学生気分を満喫しました。
もし実際に在学していたら、きっと山のような課題に圧倒されていたことでしょう……笑


















大学の売店にも寄ってみたところ、この後に行ったMIT(マサチューセッツ工科大学)とは
本の品揃えが若干違っていたり、大量の自学グッズが売られていたりして面白かったです。

ハーバード大学を満喫したところで、そこから2kmほどの場所に立地するMITへ。
こちらもハーバード大学と同様に休み中で、学生さんは少なかったですね。
観光ツアーなんかもやっているのを見て、名物なのだなとしみじみ思いました。


















ちなみにこの時に、知人の紹介でメディアラボを見学させていただき、
最先端かつユニークな展示等を沢山拝見することができました。


















当時も色々な展示が為されていて、それらを眺めているだけでも面白かったのですが、
今改めて公式HPを見ると、この3年間で面白そうなことを新たに始めていてワクワクします。

月並みな感想ですが、ITを中心としつつも学際的な広がりがあって、
他でこれほどの範囲と速度を実現している場所はあまりないだろうなと思いました。

こうして一通りメディアラボを見た後は、
知人のおすすめのオイスターバーでボストン名物の牡蠣をいただきました。
1つ1つ牡蠣の種類が違って、それぞれ味の特徴があるのが面白かったです。

ちなみにボストンは港町なので、ロブスターや牡蠣といった海鮮がとても豊富で美味しいです。
上記2つ以外ですと、クラムチャウダーが有名ですね。

今回ボストンに数日間滞在しており、その間ずっと海鮮ばかり食べていたので、
主食がお米であることを忘れそうになりました。




















昼間から牡蠣とカリフォルニアワインに舌鼓を打った後は、知人と別れてチャールズ川へ。

真冬には川の水が凍ることもあるそうですが、今回は真夏ということで、
大学の学生さんがカヌーに乗っていたりと、現地の人の憩いの場になっていました。

先述のとおりボストンは港町ですので、広大なハーバー等を何回も眺めたりしたのですが、
ボストンの水辺の中ではこのチャールズ川沿いが一番好きでした。
散歩をしていて全く飽きないんですよね。


















まだ文教地区を散策しただけですが、この段階で既に魅力を感じる場所ばかりでした。
ボストンはとても素敵で、落ち着いて過ごせる街です。

続きはボストン中編へ。


【旅先の詳細情報】
時期:2014年9月
場所:ボストン(アメリカ合衆国)

2017年8月13日日曜日

アメリカ(その2) ニューヨーク中編

北欧・バルト三国へ旅に出ていたために、更新が遅くなりました。
その時の話はいずれ書きます。


宿への道中では、クーパー・ユニオンという私立大学の脇を通りました。
ここは学生数が1,000人程度の芸術系大学で、そのレベルの高さや学費の安さで有名です。
学生数の少なさが建物のコンパクトさに反映されており、見た目も凝っていました。

可能なら中を見てみたかったのですが、その希望は叶わなかったので少し残念でしたね。


















今回は9/11メモリアル・ミュージアムの近くに宿をとっていたので、そちらの方へ。
事件から10年以上が経った訪問時でも工事中で、爪痕の大きさを感じさせられました。


















そして宿に到着。少々宿泊費が高くつくもののセキュリティと快適さを重視して、
Club Quarters Hotel World Trade Centerというホテルを予約していました。

ホテル名に"World Trade Center"の名を冠しているとおり、
9.11事件の標的となったワールド・トレード・センターのすぐ近くに立地しています。
私が泊まった15階の部屋からは、9/11メモリアル・ミュージアムが一望できました。

渡航する直前に、インターネット上にあった事件発生前の建物の写真を見ていましたので、
同じ場所が空白になっていることには少なからず驚きました。
一瞬で巨大な建物が崩壊し、多くの人命が失われた凄惨さをより強く実感した次第です。

一番強く思ったのは、人間はいつ死ぬか分からないという当たり前のことで、
だからこそ後悔のないように日々を過ごしたいものだと思いを新たにしました。
と、月並みながら尤もらしいことを書きましたが、実際できているかというと……苦笑

ちなみに9/11メモリアル・ミュージアムの方は、あまり興味が湧かなかったので行っていません。
先入観を排して行ってみればそれなりに得るものはあったと思いますが、
私にとっては、窓から見えた大きな空白が「全て」というほどインパクトのある景色でした。
それと同時に、たまたま今回の宿を選べて幸運だったと思ったものです。

さてこの日は時差ボケもありましたので、早めに就寝して翌日のボストン行きに備えました。


その結果、まるで子供のように12時間も寝てしまい、時差ボケは完全に消滅しました笑
良い気分になったところで、早朝の散歩へ。遠くに自由の女神も見えました。


















ニューヨークではよく売られているホットドッグを買って頬張りつつ、ウォール街へ。

この日は休日だったためにビジネス街としての活気は全くなく、
周囲を歩いているのは観光客の人ばかりでした。

それはそれで見ていて面白かったのですが、一度平日にも訪れてみたいものです。


















1時間ほど散策したところでボストン行きの列車の時間が迫ってきましたので、
最後にトリニティ教会や市庁舎を見てからペンシルベニア駅へ。


















ニューヨーク⇔ボストン間は、アセラ・エクスプレスという高速列車で移動しました。

飛行機で移動しても良かったのですが、前回の記事でも書いたとおり、
鉄道で大きな問題なく移動できるなら、そちらを選ぶことにしているんですよね。

アセラ・エクスプレスは座席の快適性が高くWi-Fiもある一方で、
最高240km/h程度で、新幹線や300km/h以上出る欧州の鉄道ほど速くないのだなと思いました。
更に普通列車と同じ線路を走る区間もあり、そのせいで時間が余分に掛かっているようです。

ニューヨークを出てからは、約3時間半でボストンに着きました。
約370kmという距離を考えると結構時間が掛かりますが、
乗り心地は良かったので満足のいく乗車でしたね。

続きはボストン前編へ。


【旅先の詳細情報】
時期:2014年8~9月
場所:ニューヨーク(アメリカ合衆国)