2019年2月18日月曜日

西欧(その3) ベルギー ブリュッセル前編

ロンドンのSt.Pancras駅からユーロスターに乗り、ベルギーのブリュッセルへ。

ユーロスターは、英国とヨーロッパ諸国を結ぶ鉄道であり、
当時はロンドン⇔パリ、ロンドン⇔ブリュッセル間を結んでいました。
現在では、ブリュッセル行きの便の一部がアムステルダムまで延伸されたようです。




















出国審査を経てユーロスターに乗ると、2時間20分ほどでブリュッセルに着きました。
ちなみに同年(2007年)の秋に高速化が図られ、現在では約1時間50分に短縮されたそうです。
日本には鉄道で越えられる国境がないため、この時の越境の感覚はとても新鮮でしたね。

そんなことを思いながら入国審査を受けました。
イングランドに入国する時と違い、あっさり終わったので少々拍子抜けでした。

イングランドのヒースロー空港での入国審査は厳しいことで有名であり、
私も細かく質問をされました。背景には不法就労等の問題が深刻だったことがあるようです。

後でロンドンへ戻る時にはまた色々と聞かれるのかなと思いつつ、
ブリュッセル南駅で地下鉄に乗り換えてマドゥ(Madou)駅まで行きました。
この駅の近くにホテルを取っていたので、まずはチェックイン。

そしてこの日はホテルに籠城することになったのでした……。
前回の記事で書いたとおり、ピザでお腹を壊したのが実によろしくなかったです。

一夜明けてお腹も回復したところで、気を取り直して街中へ。
10年以上前のことなので記憶が若干あやふやなのですが、
確かまずは地下鉄でマドゥ駅からブリュッセル中央駅まで行ったと思います。




















ここから歩いて数分でグランプラスに到着しました。

グランプラスは世界遺産にも指定されている広場であり、
左右非対称の市庁舎(下の1枚目の写真)や各ギルドハウスが実に荘重かつ優美でしたね。
市庁舎は5~600年前に建てられたそうで、石造建築の寿命の長さを改めて実感しました。




















当時の自分にとっては、グランプラスで数々の建物を眺めるのは非常に高密度な体験で、
世界には色々な場所があるのだなと強く実感したことを覚えています。
そして他にもこのような場所があるのだとも思いました。

ブリュッセルでは他にも色々なものや人を見ましたが、
やはりこのグランプラスが最も心に残りましたね。
「ベルギーに来て良かった」と一番強く思った場所です。

続きはブリュッセル後編へ。


【旅先の詳細情報】
時期:2007年3-4月
場所:ブリュッセル(ベルギー)