ハーバードやMITがある文教地区から戻った後はのんびり散歩しました。
それにしても、ニューヨークやワシントンといった中心地からかなり離れた場所に
全米でも屈指の文教地区があるというのは興味深いことです。
市中心部であるダウンタウン付近は、なかなか活気がありながらも落ち着いており、
文教地区の方で抱いたのと同じ印象を受けました。街全体の特色なのかもしれません。
散歩をしたりカフェで寛いだりしているとあっという間に夜になってしまったので、
牡蠣と同じくボストンの名物であるロブスターをいただくことにしました。
ボストンでは有名なUnion Oyster Houseというお店へ。
ロブスターは身にかなり弾力があるのが特徴で、歯応えがあって美味しかったです。
ちなみに物価はニューヨーク(東京と極端な差はない)よりも少し安い程度でしたが、
レストランではチップが上乗せされるので、それを含めるとそこそこ良いお値段でしたね。
逆にチップがないファストフード店やスーパーでは、結構安いと感じることも多かったです。
一晩明けて、フリーダムトレイルを散策することにしました。
フリーダムトレイルというのは、地面に埋め込まれた赤と白の煉瓦の道のことで、
この道を辿っていけば独立戦争関係の史跡を巡ることができます。
下の1枚目の写真でいうと、左側に見える細い線がフリーダムトレイルです。
この線は全長4km程度で、今回は終着点までひたすら歩いて行きました。
途中で200年近くの歴史を有するクインシーマーケットという市場があったので、
そこに寄ってボストン名物のクラムチャウダーをいただくことにしました。
ニューヨークで買ったピザに引き続いて、アメリカンサイズを体感できましたね……笑
味の方は、若干大味ではあるものの上々でした。
少々オーバーな腹ごしらえが済んだところで、
独立革命の主要人物の一人であるポール・リビア関連の教会や住居を眺めつつ、
イギリス軍の砲兵隊基地があったコップス・ヒル墓地へ。
独立戦争についての予習は一応していたものの、あまりピンとくる史跡はなく、
どちらかといえば素朴な街並みを眺める方が楽しかったですね。
私がアメリカの歴史にそこまで強い興味がないというのが大きいのだと思います。
最後は世界最古の軍艦であるUSSコンスティテューション号を見学し、
フリーダムトレイルの終着地であるバンカーヒル記念塔へ。
寄り道もしつつのんびり歩いたので、全部で4~5時間掛かった記憶があります。
先ほども書いたように、史跡自体にはそこまで心惹かれませんでしたが、
ボストンの街並みがとても素敵で、とても満足できる散策となりました。
その後は、フリーダムトレイルとは別の道を通って再び中心部へ。
暗くなるまでにはまだ時間がありましたので、
自分が産まれた病院や、短いながらも住んでいた家を見に行きました。
当時の全く記憶はないものの、この場所にいたのだと実感できましたね。
自分の過去を知るという意味でも、ボストンに来て良かったです。
続きはボストン後編へ。
【旅先の詳細情報】
時期:2014年9月
場所:ボストン(アメリカ合衆国)